後悔
わたしはずっと後悔している。
あの日、大切な人を失った日からずっと…
悩んでいるのなら相談して欲しかった。
頼って欲しかった。
1人にしないで欲しかった。
あの時のわたしに何ができたのだろうか?
頼ってこなかったのは心配かけたくない一心だったのだろうか?
それともわたしが頼りなかったのだろうか?
『わたし』が大切な人に聞きたかったことの一つ、であることを黒猫に言い当てられた気がしてなんとなくすんなり逢いたいと言いづらかった。
あれ以来、黒猫がわたしの前に現れることはない。
わたしの決意が決まるのを本当に待ってくれているのだろう。
わたしの『決心』とやらは本当に決めることが出来るのだろうか?
逢ったら、、、、、
わたしはいなくなったことを責めるのだろうか?
それとも逢いたかったと言って泣くのだろうか?
人の心とは見えないものだからこそ『迷い』や『葛藤』がある。
大切な人が誰にも言えない『葛藤』と戦い、この世を去った。
その事実だけが本当のことだ。
何があったのかは今となってはわからない。
しかし、遺されたわたしたちに深い傷を残した。
3年は中学生が中学校に入学して卒業するまでの期間と同じ!
子どもの成長はあっという間だ。
あっという間に3年が経つ。
しかし、わたしの3年はどうだったのだろう
毎日、泣き腫らし後悔を溢し…
一緒に居たかったと思う日々。
決して強く生きた3年でした、とは言えない。
生き返ることがなかったら逢うことに意味はあるのか?
逢って3年間の苦しみを伝えたらいいのか
わたしはずっと気持ちが行ったり来たりしていた。
何かを伝えるように電話がなった…
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