第62話

「女!?」



「こんなところで、女一人何してんだ!!」



「それはこっちの台詞でしょ。アンタ達こそ“ココ”で何をしているの?」




二人の男に向き合う。




「“ココ”が何処だか知っての狼藉?」



「お前っ、ココの関係者か!?」



「“黒豹”の!?」



「バカッ、その名前を出すなっ!!」




慌てる男の一人。




「そう。知ってるのね」




狙いは“バイク”か


それともーー


“黒豹”の名かーー。




どっちでも良いけど。



どっちもやるつもりはないから。




「女、降参するなら今の内だぞ」



「え?ちょっと、冗談は顔だけにしてね」



「どういう意味だ、ゴルァッッ!!」



「そのままの意味だけど」




他にどんな意味があると?



わからなくて首を傾げると




「許さんっっ」




そう言われた。




「何を言ってるの?どうしてアンタに許されないといけないの?許さないはこっちの台詞だってば」




一歩踏み出せば、男達が一歩下がる。



もうやってしまおう、そう思ったとき




「ワンッ!!」



「……え?」




ワン??



今、ワンッて言った?この男。



暗闇からもう一人現れる。




ソイツは一匹の犬を連れていたーー。




嘘でしょ。



犬って。



大型犬……ドーベルマン?




知らない、やち犬飼ったことないから。



そうなると犬の接し方もわからないわけで……。




どどどどどーしよ!?



これは予想外だわっ。



やち、大ピンチッッ!!




かも!?

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