第63話
「行けっ!!」
号令がかかり犬が飛び掛かってくる。
殴る!?
蹴る!?
いやいや、かわいそうよね!!
だって犬に罪はないものっ。
人間に命令されてるだけだもの……っっ。
「うひょあっ!?」
最初の攻撃はなんとか避けた。
けれど
「グルルルルルルルッ!!」
「手も足も出ねぇだろっ!!」
「どうせなら服を噛み破ってくれよ」
ボォケッ!!
それだとやちの肉まで噛み破られるでしょうがっ。
ダッ!!
八千は体を反転させ、男達の方へ走る。
同士討ちならぬ共喰い狙いで!!
がしかし、いくらやちの足が、ちょっ速でも……
これは無理かもーーーー!!
犬の方が足、速いよねーーーー!!
「やれっ!!」
またしても号令とともに飛び掛かってくる犬。
とりあえず手を一本犠牲にっっ。
ママとひなちゃん、そして一華ちゃんの顔が浮かぶ。
先に謝っとくね!!
ごめんなさーーーーーいっ!!
噛まれる覚悟をした。
その時
「バカなのか、真木八千流」
まだ幼い声が聞こえてきて……
「ギャンッ!!」
犬が吹っ飛んだ。
「お?お?お?」
何が起きたんだ?
犬の行方を目で追っていたら、背中に小さな衝撃。
「あっ!!」
やちの背中に背中を合わせ、立っていたのは……
狐面の
「おチビ!!」
だった。
ゴッ!!
「痛いっ」
「チビ言うな」
背中に頭突きを食らった。
痛いっ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます