第60話
まだ夜風は冷たい。
バイクに乗ってたら眠気は吹っ飛んだ。
こんなことなら八千もコンビニ寄れば良かったっ。
引き返す?
そう思うも……面倒……。
いいや、このまま帰ろっと。
今ならまだ百音も起きて……
「……」
んん??
“シャーウッド”を通り過ぎた。
ところで、何か違和感が。
“シャーウッド”の営業はとうに終了している。
住宅街も近いので、人が居ること・歩いていること
は普通にあることだ。
でも
八千は“シャーウッド”から離れた空き地にバイクを停める。
不穏な空気にキナ臭い……。
チラチラ見える懐中電灯の光。
さてさてどうしようかな。
ひなちゃんに『危ないことはダメッ』って言われてるからなぁ。
首に掛けている紐を引っ張り出す。
その先にあるのは真っ白なホイッスル。
御守りで考え事をする時それをイジるのが八千の癖なのね。。
放っておくことも可。
だけど“シャーウッド”の近くには車庫がある。
“黒豹”の歴代の人達が置いているバイクが。
歴代の人達も八千達にとっても、それは何物にも変えられない宝物だ。
もしそれが狙われているなら、なんとしても阻止しなければならない。
ったく、どこの誰かしら。
“黒豹”に手を出すなんて。
“黒豹”はもうない。
けれど、ちゃんと八千達の胸の中にあるの。
それに手を出すなんて絶対に許さない。
暴れていたら、ハイドと一華ちゃんも来るだろうから。
よし、やっちゃおっか。
隠密でいく。
八千、隠密は得意よ!!
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