第57話
「「「ごちそうさまでした」」」
「おう」
「久しぶりに会えて、話せて楽しかったよ」
「いつでも来いよ」
雪代さん、ひなちゃん、シゲさんに見送られる。
「おい、八千流」
「むー?」
雪代さんが八千流の元へ。
「お前、あれだけ寝たのにまだ眠いのか」
「お腹いっぱいになったから眠い……」
八千流はバイクに跨がりながら体がユラユラと揺れている。
「運転大丈夫?」
ひなちゃんが不安そう。
あたしはハイドの後ろに乗ろうと思っていたけど、これなら八千流のバイクをあたしが運転して
「「止めとけ」」
「ダメよ、一華ちゃん」
「何故に……」
何故に止められる……。
「大丈夫〜。このバイクには傷一つつけないから」
そう言うと、八千流は愛しそうにバイクを撫でた。
「バカが」
「バカ!?」
「バイクよりお前のほうが大事に決まってんだろうが」
雪代さんは八千流の耳を引っ張りながら言う。
「なによりも自分の命を優先しろ」
「そうよ、八千流ちゃん」
そして
ウンウンと頷いているひなちゃんには見えないように、八千流に何かを囁いた。
八千流はそれを聞き、ニッコリと笑って頷く。
「わかった。ユッキー、ひなちゃん」
「八千流、俺はコンビニ寄って帰るけど」
ハイドが八千流に話しかける。
「眠いから、八千は真っ直ぐ帰る〜」
コンビニ……。
あたしも買いたい物がある。
「八千流、本当に一人で大丈夫?」
「大丈夫〜。じゃあ先に帰ってるね〜。ユッキー、ひなちゃん、シゲしゃんおやすみ〜」
「気をつけてな」
「気をつけてね」
「気をつけろ!!」
まず、八千流が出発して。
手を振る三人に見送られ、あたしとハイドも工藤組を後にした。
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