第39話
八千流side
やっと終わったぁあっ。
八千、ママ似だから勉強は苦手なのよ。
苦手なのに6時間は辛い……。
ママに一度それを言うと
『え?ママ、勉強得意でしたけど?』
なんて言われ、それにパパがメチャクチャ渋い顔をして
『子供に嘘をつくんじゃありません』
て怒られてた。
ママ。
八千流の残念なとこは全部ママ似よね。
って、そんな場合じゃなかったわ。
工藤組に行かないと!!
朝、ユッキーにラインしたら
“まだか?” “まだなのか?” “休んで早く来い”等のラインが凄い……。
ユッキー、八千のこと大好きだからね。
八千もユッキーは大好き。
1番は桂だけど!!
……会いたいなぁ。
忙しい人だから、しばらく会えてない。
TVでは幾らでも見れるんだけど。
TVじゃ触れられないから。
「……」
「八千流」
「一華ちゃん」
帰る準備の出来た一華ちゃんが近付いてくる。
「なんて顔をしてるの」
「むー……」
ヤレヤレと笑う一華ちゃんが手を繋いでくれる。
生まれた時から幼なじみの八千の叔母さんはなんでもお見通しなのだ。
「ほら、行くよ。雪代さんが首を長くして待ってる」
「はーい」
細い手を握り返し、返事をしたところでスマホが着信を告げる。
わぁ。
噂をすればなんとやら。
着信の相手はユッキーだった。
フフッ。
ユッキー、本当に八千のこと大好きね。
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