第32話

「クッ、どうせ弱ぇよっ俺はっ!!」



「お姉様カッコいい!!」



「ありがとう」




地団駄を踏む三ツ井。



キラキラと瞳を輝かせて八千流を見る榎本さん。



フフッと笑って、榎本さんの頭を撫でる八千流。




なんだ?コレ。




「お前、“Addict”を知ってたんだな」




ハイドが三ツ井に聞く。




「そりゃあ……な」




歯切れが悪い。



知ってはいる、が入ったことはないということか。



ならば三ツ井はその店にある“旗”を見たことはない。



ハイドと目が合う。



どっちも考えてることは同じだった。



頷きあう。



三ツ井に、“黒豹”のマークのことは内緒で。



“黒豹”大好きの三ツ井が知れば、煩いし何をしでかすかわからない。



まだ何もわかっていないのに、隠されたり逃げられたりしたら堪らない。



“黒豹”を利用しようとしてる奴らが居る



とすれば……




















ソイツらを潰すのはあたしだー。




グシャッ。




「ちょっ」



「一人で背負ってんじゃねぇぞ」




ハイドに頭を撫でられ言われる。




「そうだよ、一華ちゃん」



「八千流」




コテンッとあたしの肩に頭を乗せてくる八千流。




「俺達「八千達が居るよ」」




ニッと同じ顔で笑う、甥と姪。



頼もしいね。




「それで……」




あたし達の会話に??って顔をしていた三ツ井が話を続ける。




「「「「それで??」」」」




何故か榎本さんも話に加わってくる。




「“Addict”のバックには……組がついてるらしい」



「「「「……」」」」



















組……ねぇ。

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