第29話
「「「「「いただきます」」」」」
5人、テーブルについた所で、挨拶をして朝食を食べる。
なんで三ツ井が同じテーブルにつくのか、本当に謎なんだけど。
ジトーッと三ツ井を見ると、目があいウインクしてきた。
……。
おもわず、ウッと口を押さえれば
「傷つくっ」
「ドンマイッ、静ちゃん!!」
「もう、本当に嫌。お前のその傷口に塩塗るところっ」
「励ましてるだけですけど!?」
心底ビックリ顔の八千流。
「百音、熱いから気をつけろ」
「大丈夫だよぉ」
平和。
あっち、平和。
あたしもあっちが良い。
テーブルを挟んだ向こう側。
ハイドと百音が居る。
けど、邪魔したらハイドがコワい。
ので、行けない。
今日の朝ご飯は、おにぎりとお味噌汁と玉子焼き。
大好物ばかりだ。
お姉ちゃん。
今日の夜ご飯は、真木家で食べようかな。
久しぶりにお姉ちゃんと話もしたい。
なんて考えていたら、目についた小さなまん丸おにぎり。
他のは綺麗な三角なのに。
これは……
それを取ろうとしたら
バシッ!!
「「……」」
ハイドに手を払われる。
「ハイド…?」
「それは全部、俺が食べる」
間違いなく百音が作ったんだな。
このシスコンめ。
「いやいやいや。たくさんあるし」
手を伸ばせば叩かれる。
「「……」」
「ケンカはダメッ!おにぎりはたくさんあるんだから、仲良く食べて!!」
またしても百音に怒られる。
「「ハイ」」
ほっぺがプックリと膨らんでる。
可愛い。
「そういえば、お前ら」
ギャイギャイ八千流と言い合っていた三ツ井があたし達を見る。
表情が少々厳しい。
「……何?」
「うん?」
「なんだよ?」
「“Addict”に行ったってマジか」
「「「………」」」
なんで知ってんだ、コイツ。
あたし達は顔を見合わせた。
そして
「「「行ってない」」」
正々堂々と嘘をついた。
説明が面倒くさくて。
が
「あ?そうな」
「ウソはダメ!!」
バレた。
見事に百音にバレました。
なんでわかった?
「「「すみません」」」
「うぉいっ!!」
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