概要
どうか、帰り道はお気をつけて。
電車で実家に帰省する途中、何気なく置かれた雑誌を捲った。
そこには、●●峠に出るという鬼火の噂が紹介されていた。
その時、不思議な男が向かいに座った。その男に導かれるように窓の外を見てみると…ゆらゆらと揺れる鬼火が見えたのだった。
ケチ火、叢原火、絡新婦。とある鉄塔と廃屋の様な小屋を中心に起きる3つの短編ストーリー。
※約9700文字程度のショートストーリーです。
そこには、●●峠に出るという鬼火の噂が紹介されていた。
その時、不思議な男が向かいに座った。その男に導かれるように窓の外を見てみると…ゆらゆらと揺れる鬼火が見えたのだった。
ケチ火、叢原火、絡新婦。とある鉄塔と廃屋の様な小屋を中心に起きる3つの短編ストーリー。
※約9700文字程度のショートストーリーです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!謎の鬼火の正体。そして現れる、謎の黒スーツの男の正体は?
描き方が巧みで、とても引き込まれる作品でした。
三話構成で、それぞれ主人公が異なります。
一話目の主人公は電車のある雑誌を見つける。そこで「鬼火」が出るという峠の話が出ているのを見る。
直後に、謎の黒スーツの男が現れ、「イヒヒ」といかにも怪しそうな笑いをしつつ、「鬼火の正体はなんだと思い、あすか?」と問いかけてくる。
この辺りまで読んだ段階で、強烈に引きこまれました。
「鬼火の正体はなんだと思うか」と問われ、「武士か何かの霊なんじゃ」と答えると、「そう思いますよねぇ」と笑われる。
え? それが答えじゃないとしたら、鬼火って一体何なんだろう?
この段階でもう、ミステリー…続きを読む