私は人間をやめるぞ、ジョジ〇―!


私が転生特典としてもらった能力チート、その名を【千変万化】。

能力は簡単にいうと、自身を変化させるものだ。


この能力には大まかに3つのタイプがあり、自身の肉体を変化させるもの、対象の外見などを変える幻術のようなもの、そして今から行う、存在の変化だ。


前者2つは能力をといたり、無効化されると変化前の姿に戻るのだが、3つ目はその限りでない。


3つ目の存在変化は、自身の存在そのものの変化。つまり、能力ということだ。


私が望んだ【自分】は不老だ。理由に関しては今はいいとして、その願望がこの第三の能力に反映された結果の能力がかなーりチート。


私の第三の能力は、発動後、というものだ。しかも、私にとって都合がよくなるよう調整されている。


まぁ、この能力の結果だけ言うと、不老になるうえあらゆる外傷や毒、呪いなど私に干渉するようなものは基本無効、その癖、記憶やら成長分の魔力やらはちゃんと無くならないようになっているという感じだ。


もちろん制限があり、神様と転生前に話し合って決めたのっだが、主な制限だと1度しか使えない、魔法関連の成長が反映される代わり、身体的成長は反映されない、外見は変化させることができないなどだ。


なんか理屈としてはこれは肉体的な変化を無効化するもので、魔法関連の魂に関わるものは停止したりしないから魂に記憶とかを司るよう変化をとかなんとかという感じだそうだ。


あんまよくわかんないって?安心して、小難しいくて面倒だから私もあまり考えないようにしている。


ということで、説明は終わり。する相手もいないけどね。


今後追手とかが十中八九来るだろうから、その対策の一つとしてこれを利用する。

・・・この技、発動時の姿で固定されるから、せめて20歳くらいになってから使いたかった。なんで14歳とかで使う羽目になるかなぁ、本当。


まあ見た目は能力で変化できるけれども、能力は長時間使うと疲れるし、それに本来の姿も成長した状態のほうがいいじゃん・・・私の家系って丁度このくらいの年から本格的に成長するはずなのに!今より更にナイスバディになれたはずなのに!!!


うわーん!なんでこんな目に!


あの人外貴族たちのせいだ、人の心はないのか、あのアホ共め。


まぁ、もうどうにもできないのだから諦めよう。


さて、準備とかは特にいらないので早速発動。


私は人間をやめるぞ!ジョ〇ョーーーーーー!!!



―――固有能力スキル【千変万化】:奥義 存在改変



何やら暖かい光が私を包む。今まで感じることのできなかった何かを感じた。


その何かに私の・・・おそらく記憶?やその他の何かが流れていっているそんな感覚がつかめた、そんな気がする。


それがいつか、学園の校長の言っていた【魂】なのだろうか。


永遠に思えるほど長く、されど短い時を経て、私は成った。


思わず手をぐーぱーしたり、その場で飛び跳ねてしまった。ぴょんぴょーん


おお、これは凄い。うまく言い表せないけれど、存在が変化した実感がある。見た目は一切変わってないのだろうけれども。


ただこれ、望んだ力である不老に関しては完璧だけど、その他は意外と甘いっぽいんだよね。


だから命の最低保証がされるだけで、普通に拘束とか効くし、再生能力は無駄無駄無駄ァ!って上位貴族レベルには普通に突破されそうなんだよなぁ・・・うん、やっぱ逃げなきゃ死ぬ。


それと、思わぬ副産物だが魂を知覚できた。この魂って遠隔操作系や身代わり系の魔法とかを成り立たせるのに必須なものだったりするらしいし、次の段階に進む足がかりにもなるらしいからこのタイミングで獲得できて幸運だったね。


さてさて、やると決めていたことはやったし、再びの逃走計画を練るの会を開こうと思う。パチパチパチパチーいえーい!


えー、まずは私の持つ手札を上げていきましょう。


まずは、【千変万化】

これは能力チートなだけあって、魔法とかとはまた別枠の力らしいので魔力探知とかに使ってても引っかからないが・・・直感であてたり、何らかの方法で見破る奴はいるだろうなぁ・・・人外どもめ


ただ、肉体の変化で呼吸がいらない体や全く別の姿に変化できるのはやっぱり強い。


常に使っても問題ないけど、これに意識を割き続ける理由もないから町とかに行く間はずっと使う。他の場面は適宜って感じになるかなー、たぶん。


次に、パーティーから逃げるとき使った『瞬間移動テレポート

これを今のうちに多用できるようになっとかないとほぼ確実に捕まる。


正確にはノーモーションかつ、反射で発動できるくらいのレベルまで鍛えないと確実に捕まる。


この世界の貴族は一般の騎士だとしても、魔法や魔術をフル活用した状態なら平気でパーティーで出した速度に対応する。


実際パーティーの時も、ただあのまま逃げるだけだったら直ぐに追いつかれて捕まっていた。


もし追手に見つかった時に撒くなら、これを瞬間的に発動できるようにするか、他の時空間系統の魔法か魔術が必須だ。


ただ、今から新しい魔法を組み立てるのは現実的じゃない。

できたとしてテレポートの応用くらいかな。


作戦を作るにあたってほしい魔法をあげていこう。


拠点ができた時速攻で帰れるようにするための予め決めておいた地点に戻る魔法。


一切のタメなしのノーモーションで少なくとも300mくらいまでは飛べる短距離テレポートの魔法。


そして多少のタメはあってもいいから学園から逃げる時に使った長距離テレポートのもっと簡単に展開できる版の魔法。


この3つだ。


これをこの山頂にとどまっている間に作れたものとして作戦は作る。

出来ないようならどんな作戦を立てたところで捕まるオチになるだろう。


まぁ、この天才である私に作れないわけがないけどね!無理だったら"僕"を頼る!


そして最後3つ目、いままで遊び歩いてきた私の知識!


だてにこの人生4歳から10年間、ふざけたことをしていたわけではないのだよ!


スラム街の作法や裏社会での力関係!これらの情報は非常に使える。


私が立ち上げた組織は案の定、元No.2ちゃんが頭領ドンになちゃったから使えないのだけが残念かなー。


これら3つの手札を使い作った作戦はこうだ!


【この山頂、本来隠れる予定だった公爵領のダンジョン、あとは逃亡中に見つけたいい場所の計3つに隠し拠点を作り、何かがあっても速攻ノーモーションで逃げ切れるようにする。


能力を使って冒険者、裏社会の住人、旅人の3つの身分を作り、各地で活動、情報を集める。その身分で活動中に正体がばれたのならば即廃棄、別の姿で新規作成する。


逃亡は基本拠点にテレポートするものを主軸として行い、もし拠点がすべて潰されたなら、短距離テレポートで撒き、長距離を使う隙を作って逃げ、新たな拠点を作る】


なんて完璧な作戦だろうか!さっすがは私!どやぁ!(誇る相手がいないけど)


この山に滞在するのは3カ月。


面倒だし、私が生きられるわけないって考えられているだろうから、捜索は後回しにされるだろうけど、絶対に一度はここにも捜索しにここに来る。


それまでに準備を終わらせなければならない。


まず最優先がテレポート関係の開発。

魂を知覚したことで認知の幅が広がったし、基礎理論はもうできているからおそらく1カ月あれば終わるだろう。


気持ち悪いし、癪だけれど"僕"に全面的に協力してもらってさっさと終わらせよう。


ほんとは私1人でもできるけどね!できるけどね!


その後は拠点の作成。

今回やった滑空以外でこの山を登るのは生息している化物どもの強さ的にかなーり厳しい。というか無理。死ぬ。


能力を使ったとしても、この山には空間ごとえぐり取ったり、別空間に捉えたりするやつもいる。現実的じゃない。


よって今のうちに拠点を作っておきたい。


おそらく、この山は『来るもの追わず去るもの追う』だから転移魔法を使ってこの山に来ること自体は出来るだろう。


戻るのが面倒だから使う機会は少ないだろうが、それでも、ここの人気のなさなどから考えていざという時の拠点としてはあった方がいい。


私は別に呼吸しなくても生きていけるのでまず地下に密閉空間を作って、そのうえで魔法は使えないから能力で認識しずらくして隠すことにしよう。


これは最悪後から拡張すればいいので、化物どもが立ち入らないところぐらいまで深く掘ったうえで私がギリギリはいれるスペースの確保、その後はひたすらに隠ぺいに全力を注ぐべきかな。


さて、思考はこれでいいだろう。


時間は有限だ。さっさと作業に取り掛かることいたしましょうか!



――1カ月後――



「どうも、1カ月後のシェスタニア・ジェフェルソンでーす!」



誰もいない虚空に向かって私は叫んだ。


人間全く喋らないとダメになってしまうからね~


それにこんな状況空元気でも出さないとやっていけない。


実際先ほど完了した魔法開発中もずっと歌い続けていたしね!


素晴らしい!意識が高い!


というか、1カ月もたっていたらとっくに実家には勘当されているだろうから、今はもうただの、シェスタニアちゃんかな?シアって愛称で呼んでね!なんちゃって。


っと、ふざけるのもほどほどにしておき、現在私はとある問題に直面していた。


そう、それは「魔法無しでどうやって穴掘るの問題」


覚えてはいた。


ただ、私は完全記憶をもってはいるものの、イメージとしては図書館といった感じなのだ。思い出すそうとすれば―――調べれば直ぐに出てくるが、必要なくなったら戻すといった感じなので、魔法開発に夢中になったら頭の中から抜け落ちるのは仕方のない話なのだ。


実際、魔法の開発も最初は1週間で終わりかねないスピードで進んでいたのだが、これも途中でこの山特有の「魔法が使えない」という性質に待ったをかけられた。


それはもう、キノコで加速状態だったところにバナナにぶつかり追い打ちに青い甲羅で大爆発させられたぐらいには大減速した。


しかーし、そこは天才天才大天才のシアちゃんであるこの私。

一切実験が出来なくても理論などを突き詰めて形にしたぜ。



・・・白状します(誰に)"僕"に頼りました!



すいません!でも私だって超活躍したんですよ!?っというのはさておき・・・


魔法無しの素の力で穴を掘るとなると2カ月は厳しい。

おおよそ100m穴を掘る予定なので、後半になると自分のいる深さが深くなってくるからなおさらだ。


この山の性質上、僕の能力を使う以外に選択肢はないわけだが、いくつかのプランを立てて挑戦してみた。


こういう作戦を決めるのってワクワクするよね。


ということで、そのプランの1つ目が~、こちら!



======================================

プラン1。名付けて『能力で上げられる限界まで身体能力をあげる作戦』


結果:失敗

======================================



確かに有効ではあった。まだ滑空中は魔法が使えないことを覚えていたのもあって、道具はあったし、実際何もしない素とでは比べ物にならないほど早く進んでいった。


ただ、それでも遅い。掘り終わるのに1カ月半はかかる。


少なくとも穴の隠蔽に1カ月の時間をかけていきたい私からしたら、これはあまりにも遅すぎる。


身体強化には難点があった。


常に使い続けなきゃいけないから精神的に疲れるし、体の違和感がすごい。


何より、魔法による身体強化とは違い、能力による肉体変形には限界があった。


大きさは見かけ上の3倍・・・体積でいう27分の1~27倍まで。


身体能力も自身の生物上の限界までだ。


そのせいで、疲れはこの前使った奥義のおかげでなんとかなるが、それでも、早さが足りない感が否めない。


他にも、性質付与、肉体変形は同時に使えないとかいろいろあるが・・・

まぁ、とりあえずこの身体強化では穴に上るのが難しい。


それに、後半どうやって土を上に出すのだという話になる。

どうあがいても3mまでくらいしか土を上げられない。


100mまで掘るので最も邪魔なのは土だと私は気づいたのでした。っと


まぁなんだかんだ言ったが、別に悪い作戦ではない。


なぜならばこの私が考えたから!


さっさと別の案に移っていこー!


今回の反省点は土を持ち上げるのは難しい、ということでした。


そしてそして、それをもとに建てた次の作戦が~、こちら!



======================================

プラン2。名付けて『穴を掘らなくても100m下に空洞さえ作れればいい作戦』


結果:失敗

======================================



前世でいう幽霊のイメージをもって試してみたら、体が透明になり物体を通り抜けられる状態―――霊体化と呼ぶことにした形態にはなれたのだけれども・・・


魔法がこの状態で使えるかどうかは知らないけど、当たり前のように物理的干渉はできなかった。


地下100mまで潜った状態で解除したりはできないか試してみたけれど、答えはNO。

解除したら即圧死とかですらなく、そもそも解除自体が出来なくなるようであった。


この霊体化、普通にしていたら重力のままに落ちていっちゃうけども、意識すれば浮いたり空を飛ぶこともできたりと、かなーり便利な形態だったから、これを発見できたこと自体は大収穫だったんだけれでも・・・


作戦という規模で見ると、失敗だねぇ・・・


まぁ『何の成果もっ、得られませんでしたぁっっ』よりはましだから良しとしよう。


そしてそしてそして、3つ目の作戦は~、こちら!



======================================

プラン3。名付けて『能力で付けたルールは他の物体にも影響あるのでは作戦』


結果:成功

======================================



この作戦に関しては、始めからかなり自信があった。


私は能力で自分の体を変形したり、性質を付与したりできるわけだが、それは自分の体にのみ有効なものだと考えていた。


だがしかし、そうだとしたらおかしいことがある。

そう、私が着ているこの服、未だに破けていないのだ!


そこからの推理で建てた作戦がこれ、というわけだ。


そういうわけで、実際に検証してみた結果が・・・こちら。どん!



『身体変形には対応しないが、性質付与には服も対応する』!



自身の肉体を変化させるものには、姿や大きさを変える肉体変形と、自身の肉体に例えば『無重力』なんかの性質を付与できる性質付与があるわけなのだが、そのうち肉体変形は服が縮んだりすることはなく、影響は見られなかった。


しかし、性質付与では霊体化の時、服はそのままだったことから分かるように、来ている服にも影響を及ぼす!


ただ―し勿論、制限はあるわけですよ奥さん。


制限その1。『自身の一部と認識しているものしか対象にできない』

これはそのままの意味で、服とか身に着けているものは、そのまますべて自分自身と思うことが出来るが岩や他人を自分だと思うのは、相当な異常者でもない限り厳しいだろう。


もしくは、それこそ催眠とか洗脳で認識を書き換えるようなことをしないかぎり無理と言っていい。


魔法も使えないため、自己暗示とかもできないのでどうしようかと、悩み、結論が出なかったので本当に癪だし、気持ち悪いから嫌だが"僕"を頼ることにした。


すると驚くべきことに、帰ってきた反応が『僕が催眠をかけてやろう』だ。


え?は?いやいやなんで私にできなくてお前にできんの?


そもそも、前世にも今世にもそんな魔法無しで催眠する記憶なんていんだけど?

記憶私たち記憶共有してるよね?え?と困惑したよね。


しかも、完全にノーコメントだったうえ、後から知ったが、そのまま無視して催眠を始めていたとかいう・・・実体が在ったのならば確実に訴訟も辞さない案件だった。


許せないね、ほんと。


んで、その中で分かったことだそうだが、範囲にも制限があったそうだ。

具体的には私体より2周り大きい範囲ぐらいだそう。


まぁ、なんやかんやはあったが検証も終わり、催眠の方法も記憶させてもらって"僕"

にもお帰りいただいたところで、早速『無重力』でも付与するか、と考えていたのだが・・・そこで、ピピーン!ときた。


そう、私が考え着いたのはズバリ―――



『霊体化の解除無効と私の認識から外れたことでの解除ってどっちが勝つのだろう』



だ。当たり前だが、私の一部という認識がなくなったら性質付与は外れる。


しかし、霊体化は内部で解除することで破壊!とかいう悪用を封じるためだろう、

その場の物体が変形できない場合、形態変化を解除することが出来ないのだ。


具体的には、気体の中だったら基本どこでも解除可能だ。

空気とか圧縮できるしね。


ただ、密閉されている状態の水などの液体の中や、固体の中で解除する、ということはできないのだ。


この強制解除と解除無効、どちらの方が優先されるのか、という話だ。


これは、霊体化の解除無効のほうが優先されるなら、霊体化は意識しなければ重力があるように働くため、"僕"に協力を仰いで、高速で足元の石を自身の一部の思い込む催眠の解除と発動を繰り返し、一瞬で穴掘りを終わらせられる。


そうでなかった場合も、これを悪用することで対象の内部に物体を入れてどっかーんってできるだろうから私からしたらどちらにしても徳である。


結果は・・・前者。霊体化の解除無効のほうが優先された。


実験してみたところ、重力があるかのような軌道で落ちていって、解除可能なところまで落ちたら解除されるようである。


この山の内部に洞窟でもあるのなら勝手に解除されるだろうし、そうでなくとも永遠に星の中心にたむろするか、星の反対側に現れることになるだろう。


つまーり、私には関係のない話というわけだ。


唐突だが、私は嫌いなものは先に食べる派だ。


なので嫌なことは先にやってしまいましょう!


ということで、気持ち悪さは我慢してさっさと穴を掘ってしまい、空間を確保。

"僕"にはさっさとお帰りいただき、後から拠点としてテレポートできるように、「魂」を利用した感知方法、その利用のため私の魔力を密閉した空間に入れる。


問題は、100mの深い穴だが・・・


上るのは霊体化を使えばいいのでまぁいい。


隠蔽―――まぁ穴埋めだが、もう下手に考えずに脳筋ごり押しの方法で、身体強化を使って周りの岩を掘っては埋めて掘っては埋めてを繰り返すことにした。


できるだけ一部がへこんだりしないよう気を付けながら掘ったこともあり、1週間近くかかったが予想以上に早く、あっという間に拠点の確保自体は終わった。


そして、この山で行う最後のこと。

この拠点の隠蔽である。


まず、穴埋めで岩を掘った痕。


これは、穴掘りの時処理が楽になるように工夫しただけあってやることは単純だ。


私の記憶をもとに、自然にあってもおかしくない様に整えればいい。


能力で隠蔽はする予定でが、能力が効かなかったり、効いても感覚で違和感を持つようなやつはおそらくいる。特に後者。なんなら一般騎士にすらいるかもしれない。


というわけで、記憶を頼りに、穴生掘る前と同じまではいかなくても、見たことのない人が違和感を抱かない様に削ったり、性質付与の応用でくっつけたりする。


細部にもかなりこだわり、実際に歩いて試しては修正したりしたこともあり、3週間ほどはこの作業に没頭することとなった。


そして最後の仕上げ、能力による認識阻害!


私の能力【千変万化】は、自分に使うことがメインの能力ではあるが、他者や物など自分以外のものにも使うことが出来る。


もっとも、その場合できるのは良くて見た目を変えたり、ちょっと存在感を出させたりといった幻術まがいなことぐらいで、変形や性質付与なんて事はできないが・・・


まぁ、それでもないよりはましだろう。


魔法にしてもテストにしても、時間をかければいいものができるようにこの認識阻害も時間をかければまぁまぁましなものになる。


1カ月じっくり時間をかけ、拠点に意識が向きにくくなるようにしたところで、能力を使い滑空をし、山を下りる。


・・・ ・・・ ・・・


行きよりかなり遅いので暇で仕方ない。


腕をぶんぶんして鳥の真似をしたりして時間を潰していたが限界だ。


山の魔法無効の効果範囲まではあと数百mといったところか・・・


よーし、やろう!



急遽開催!『生きるか死ぬか!自爆特攻チキチキレース!』



ルールは簡単。

掘るのに使うかもと用意はしたが使わなかった爆弾を使って吹き飛ぶだけ。


爆弾の数は1~10まで自由。


木っ端みじんにならないよう、しっかり境界に届くように調整しよう!


走者は私1人!爆弾はせっかくだし10個!


ちゃんと吹き飛ぶよう、自己催眠からの性質付与で、ベクトルを調整!



3 2 1 GO―――っふわぁああぁ!?



何これすっごい衝撃予想以上!?


ちょ、やばいですって意識とぶってあっでも魔法使える。


困ったときの魔術の自動飛行!


間に・・・あ・・・った?


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