第10話 07:30
「結局の所、聖女見てぇなクソは、
ドブ以下の価値しかねぇんだよ…くそったれだぜ。」
唾を吐き捨てる。
「ドウカワタシヲタスケテ!!
へっへっへ!マ〇コにしか価値が無ぇ阿婆擦れのセリフだぜ…!。
くぱくぱ開くんなら下のお口だけにしろよ!クソッタレが!」
「ワァッハッハッハ!!ひでぇ話だな!!ホントによ!!」
「まずいぜ!こんなこと他人に聞かれたら政治犯だぜ!!」
檻車の前までたどり着く。
「へへ…最後なんだ、煙草くれないか?」
「…ああ、いいぜ。火は要るか?…いや要るな。…ほらよ。」
イムコスーパーと煙草を渡される。
アメリカンスピリット。辛い煙草だ
「ありがてぇ、神とあんたに感謝を。」
「ついでに一本吸って行け。」
煙草に火を着ける。
3人が痛ましいものを見るような目で見つめる。
「あんたら…名前は?俺はジョン…ジョニーって呼んでくれ…。」
「…クーパーだ、兄弟。」
「俺の名前はホーキンスだぜ!…忘れるなよ…!」
「俺はビリー…お前の事は忘れない。」
煙草を深く吸う。肺が煙で満たされる。
「またな。」
檻車の中に入る。
扉に鍵が掛けられる。
檻車は動き出す。
ゴトゴト音を立てながら、走り出す。
「…クソったれが…。」
木曜洋画令嬢 @jimmykashi
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