概要
天使と堕落のデュアリティ(擬古文体の試み)
ご指摘を受けて下記の点を修正しました。
・正仮名遣いの修正
・ルビの追加
・語法上の誤りの修正
※その他細かい表現も一部修正しております。
(令和7年1月18日)
・正仮名遣いの修正
・ルビの追加
・語法上の誤りの修正
※その他細かい表現も一部修正しております。
(令和7年1月18日)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現代に蘇った耽美主義短編!
見事である。
見事な耽美主義短編小説である。
日本文學史を俯瞰して、最大の耽美主義者は、高山樗牛か三島由紀夫か、という議論はあるだろうが、矢張り、名実ともに大谷崎であろう。
然様なる絢爛豪華なる文豪たちに埋もれて、意想外に忘却されがちなのが須永朝彦先生であるが、個人的に、日本近代文學で、意識的に――つまり谷崎のように体質的にではなく――耽美主義の高楼を聳立せしめんとしたのは、矢張りこの須永氏である。
須永文學の「契」では吸血鬼が、「ぬばたまの」では人喰い女が主題だったと記憶しているが、坂本先生の本作「禁猟の園」では、瞥見するとおとなしく、『天使』が主題とされている。
が、その結末はま…続きを読む