第19話 大阪六人戦隊、、トヨトミジャー
結局、皆の期待に戸惑い、今さら「島左近」の息子と言えず、、まんまとイケオジ(真田幸村)の策略にはまってしまった。その翌朝、俺はイケオジに呼ばれて軍議に参加するのであった。
あたりを見渡すと屈強なコワモテおじさん達が勢揃いしていた。昨日も思ったが、イケオジがこの場を仕切っており、一番偉いんだなと思った。そして、軍議が始まった、、、
「まずは、新たな将として島殿を迎え、これまでの大阪五人衆を改め大阪六人衆と名付けようではないか!」
えっ!どういうこと、、、話がついていけないんですけど!そんないきなり主要メンバーにされるとか、令和のサラリーマンに何ができる!!無茶振りがハンパない!!鬼畜ですよ、イケオジさん!
少し話は脱線するが、大阪五人衆と言うと、、史実では、、徳川との戦いで中心戦力となった五人を指す。
①長宗我部盛親
②毛利勝永
③明石全登
④後藤又兵衛
⑤真田幸村
皆、強者揃いで、簡単にいうと能力値Sランクのゴリゴリ武者戦隊である、、、これからは六人揃って大阪六人戦隊、、トヨトミジャーやん!(泣きそう…)歴史の結末を知ってるだけで、これから、どうしたものか?考えもんである。
一人現実逃避をしていると、、ドタドタと廊下を思いっきり走る音がし、一人の男が入ってきた。
「幸村様、、大変です!ついに徳川がこちらに兵を 挙げました!恐らく1週間後にこちらに着くと考えられます!」
「ついに来たか、家康!積年の恨みここで晴らしてくれよう!」
ちょっと待て、、これって、、まさか有名な「大阪夏の陣」じゃないんか?さっきからの嫌な予感が的中した!
まさかの大阪六人衆の襲名、、そして徳川との戦い、、これから、どうなる??豊臣と徳川それと暗躍する鬼との三つ巴の戦いが今まさに目前に迫っていた、、
続く
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