第13.5話 島の日常、、好きなもんは好き

 俺は今、サウナにきている。いつも悩んだ時はサウナに入るのがルーティン。熱いサウナに10分入り水風呂で2分、、そして休憩が5分。これまじで体が整うし頭がスッキリする。


 とは言え、、今回の悩みは深刻だいつもは3セットで結論が出るが、、今で5セット目。恋愛マスターこと、、桃香師匠のアドバイスもあり、、俺は一つの答えを真剣に考えていた。


 ここで整理したいこは、、なぜそこまで「まゆ」のことが好きなのか、、あんまり人を好きになったことがない自分にとって今の状況が未知である。


 そして、「まゆ」の好きなところを一つずつ挙げて行くことにした。


 ①仕事を一生懸命するとこ

 ②笑うとかわいい

 ③島がしんどい時、気遣ってくれる

 ④ちっちゃくて、かわいい

 ⑤島のしょうもない話に付き合ってくれる

 ⑥家族思いのとこ

 ⑦無理して高いハイヒール履いてるとこ健気

 ⑧パイン飴が好きなところ

 ⑨島のこと、かっこいいと言ってくれるとこ

 ⑩無理してるとこバレバレなのに真っすぐ

  前を向いてるところ

 ⑪優しい目が好き

 ⑫ありがとうって、、ちゃんと言える人


 他にも色々あるけど、何より一番は一緒にいて落ち着くし癒される、、別にとくに会話がなくとも、ただ横に居てくれるだけで、心が満たされる。


 あらためて「まゆ」のこと考えてみたけど、好きなところばっかり。じゃーなんで、、今、、こんなにも胸が苦しいのだろうか??


 それはきっと、、恋をするのが怖いだろうな、、それは離婚が原因でもあるし、、最初あんなにも好きって言われてたのに、、時が経てば、、人は変わっていく。


 だから、、「まゆ」が島のこと、どう思ってるか、知りたくなるし、、ちゃんと言葉で言ってくれないと不安になる。


 でもね、、それって凄い自己中心的な考えだったと気付いた、、島のこと、、どう思うかは「まゆ」の自由だし、それに対して指摘するのは、ただの独りよがりだと思う。


 何が自分の気持ちさらけ出すって、、相手のこと考えずに気持ちだけ優先して自己都合の押し付けは本当に最低なことしたと反省した。


 やはりサウナ6セット目になると、だいぶ頭が冷静になるし、、論理的になってきた。ただ体はもうフニャフニャ。もうすぐで結論が出そうだ、、気合入れて7セット目行ってやる!


 それで、今、「まゆ」とは一連のことがあり、微妙な関係になっている。全ての始まりは俺だが、、


 そして、7セット目が終えた時、、一つの答えを導き出した。


 結局ぐたくだ考えてもしかたない、、過去、未来、そんなん、大事なのは今だろ!好きなもんは好きそれでええんちゃうか??それでだめだったら相手の幸せを願う、、それでええ。


 結論としては「まゆ」には幸せになってほしい、必ずしも島が隣にいなくても、、それでええではないか?くよくよ考えず、前をみよう。


 そして、、俺は急いでサウナに出て「まゆ」にLINEを送った。


「約束覚えてる」って一言だけ、、


 なんで、それを送ったかと言うて、以前「まゆ」とある約束をした。たまにケンカはすると思うけど、ずっと仲良くしようねと、、、


 その言葉の意味をわかってくれるといいな。ストレートで言うとなんだか照れくさい、、


 要約すると、、これから色んなことあると思うけど、島の気持ちは、これからも「まゆ」だけに向いてるって言いたかった。


 ただ島も学習するし、もっといい男になる。だから、、ずっと仲良くしようねと、、、


 選ぶのは島じゃない、、まゆだ、、だけど、、願わくば選ばれるように1日1日を一生懸命に生きて行こうと誓う島であった。


「好きなもんは好き、、それは変えられない」


続く


 


 

 


 

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