第51話
結局私は外国については出る機会も無いから状況さっぱりだったけど、
クロエ姉とサウロ兄が使徒として旅立ってから祈りの数は少しずつ増えてたしポイントも溜まりやすくなっててしかもポイントはあくまでこのザカール国でしか使えない仕様だったからこっちで使いまくったよね・・・他国では仮仕様だもんで。
砂漠に釣り堀は何かシュールだったけど、楽しければ無問題なのさ。ハハッ。
この前ラインナップに“砂場(貝)”が増えててポイントもあるし、衝動ぽちぃ!しちゃったよね・・・てへっ。
設置したら一見砂漠に只仕切りが出来た風にしか見えなかったけど、バケツと熊手を持ってアガラと一緒にいざ潮干狩りスタイルで臨んでみた。
ショリショリ掘ると出るわ出るわ、色々な貝が。
砂に埋まってる系のだけじゃなくて貝という貝が出てくるのには思わず笑っちゃったけど。
例えば牡蠣とか、鮑とかね。
浅めの所でも出てくるからストレスフリー!
アガラときゃっきゃと楽しんでそれぞれバケツいっぱいに採ったよね。
これだったら産後のお母さん達にも楽に採れそうだよ。
皆ちょっと気分転換に運動したいって言ってたしこれ位だったら運動も出来て且つ食材もゲット出来るし一石二鳥だから喜ばれるんじゃ無いかな。
取り敢えず食べた事無いだろうからバケツに入った戦利品で庭でBBQして皆に味見して貰おうと思うよ。
網に乗せてじっくり炙った所に醤油をたら〜り、オプションでレモンやバターを投入も良きですなぁ・・・じゅるりっ。
・・・因みに、BBQしたは良いけどバケツ2つぽっちじゃ足りる筈もなく。
即座に砂場に舞い戻る羽目になる・・・見通し甘すぎた。遠い目。
一瞬で無くなったからね。笑。
———そう言えば、海の釣り堀で私は徐ろに罠かごを編んで投げ入れた。
数刻経ってから上げようと思ったら
「重っ!!」
想定以上に重かったからアガラに頼んで上げて貰ったよね。
アガラ力持ち!
ひょいって苦も無く引っ張り上げてくれたよね。
「カッコイイ!カッコイイ!!」
手を叩いて大喜びの私です。
そしてニッコニコのアガラが器用にその場でぴょんぴょん跳ねてた。
それは可愛い!
で、何がしたかったかって言うと
「掛かってる、掛かってる!やったぁ!!」
「わぁ・・・でっかい蜘蛛?」
なんて事言うんだい、アガラさんや!
まあ、初めて見ればそう言う感想にもなるのかな??
「これはカニ!めっちゃ美味しいんだよ!!!」
「かに・・・へぇ〜〜」
まじまじと観察するアガラは絶対、でっかい蜘蛛にしか見えないけどな、とか思ってそうである・・・めっちゃ首を傾げながら見てるしな。
それは敢えて放置で!
私は、カニを、食べたいのだよ!!
と言うことで、茹でガニ、焼きガニ、カニ汁を作っていざ実食!!
「はぐはぐはぐ」
「むしゃむしゃむしゃ」
まあ、かに食べる時ってやっぱり無言になっちゃいますよね。うん。
ふぁ〜〜、美味しかった〜〜!
満足、満足ぅ〜〜。
残りはいつもの如く周りに配ったよね。
皆最初はおっかなびっくりで
「蜘蛛食べるの?」
とか言ってたけど!
アガラ、そこでうんうんしないの!
別物だから。
食え!食えばわかるから!!
勿論、誤解は解けたよ。
美味しいは正義!
罠かごの編み方講座を後日数回に渡ってやる羽目にはなったけど。
因みに、後日別の罠も投げ入れてみた。
タコとイカをゲット!
・・・見た目酷いけど皆からの忌避とかは皆無だったね。
以前は色々困窮してたから“食べられる”って聞くと見た目より、嬉しいが勝つみたいよ。
只、動きとかが独特だからめっちゃ面白がられてはいたかな。
皆でツンツンしてたのには笑っちゃったもん。
これらも美味しく頂きました。
クロエ姉とサウロ兄は外で頑張ってるんだろうけど、私は只その恩恵で楽しむ日々を送っているよ・・・ありがとう、ありがとう!
スローライフ、万歳っ!!
「うーまーいーぞぉー!!!」
「もぐもぐもぐもぐ」
アガラに神託使って罠かごゲットした神が偶に釣り堀に顕現しているのは内緒なのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます