第6話 農業を始めよう
「そろそろ食料にも手をつけるか〜」
そう思った僕は早速新しく獲得したスキル[罠設置]を使ってみることにした。
「え〜っと、罠を作るのに必要なものは...木と糸?」
木はあるが、糸はない。どうしようか。
「そうだ、斧の紐を使おう。」
斧は楔で改修するとして紐はほどけば糸として使えるだろう。
そうして、糸と木が集まった。
大体10個は作れそうだ。よし、作成するぞ!
数十分後...
ようやく10個できた。加工の力が働いてもこれである。
やっぱり現実度を0にすると加工が大変なんだなと改めて思った。
「あつOに戻りたい」
某ゲームではすぐに作れるというのに...
自分に対しての愚痴をこぼしながら、素材の加工を進めていくのであった。
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そういえば、農業全然やってなかったな。
初心者パックというものをクエスト報酬でもらったときに5日分の食料とじゃがいもの種芋をもらったので、農業もやるかと思っていたのだが罠を設置したり素材を加工していたためすっかり忘れていた。
「始めは鍬とかを作るかな」
農業をやるために大切なことは畑を耕すことと成長しやすいように栄養をあげるといったところだと思うが、栄養を与えようとしても与えれないため鍬で耕して種芋を植えるぐらいにしよう。
えっと、まずは種芋を外に置いといて芽出しをしておいて
その後は深さ10cmの穴を作ってその中に外に置いといた種芋を入れて
「これでできたな、どんどん育ってくれ。」
ようやく将来の食料事情にも光が見えたのであった。
そこで僕はとあることに気づくクエストがなくなっているのだ。
ということは...
「チュートリアル、クリアだ!」
ようやく新参者ではなく初心者になることができた。
とっても長かったな。4日はかかっただろうか
(1日、2日はずっと素材集めをしていたため)
大変だったけどその分達成感もある。
「ここからはクエストはないかもしれないがセカンドライフだし、どんどん楽しみますか!」
と思っていると、ウインドウが急に出てきて歓迎的なBGMがなった。
そのウインドウに書かれていたのは、
「レベルアップ?」
ーウインドウーーーーーーーーーーーーーーーーー
| |
| レベルアップおめでとう! 1から2 |
| |
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「レベル制度あったんだ...」
名前 mori 職業 新人 レベル2
ステータス 体力200/200 攻撃力30 知力15 防御力20 俊敏性20 運力15 スキルポイント0 ステータスポイント20
スキル 新人1 伐採6 加工7 建築2 斧術4 採掘2 罠設置1
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