第3話
そんな私を見てふわりと微笑む彼は空気のような柔らかい人だと常々思う
「早く飲まないとぬるくなるよ?」
さっき頭にひんやりとしたのはこれだったかと貰ったいちごみるくに手を伸ばす
「何でハルはいつもコレなの?」
「いちごが好きだから」
「ふーん…」
軽く流した私にぐいっと顔を寄せてきた
「意味分かってる?」
「…」
分かってるよ…
私の名前だからでしょ…
そんな綺麗な顔寄せないでよ…
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