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  • 第10話 同一人物への応援コメント

    夢と現実がじわじわ侵食し合う感覚が心に残る。
    剣と鎧で蛇を狩る高揚の直後に、カップ麺と散らかった部屋へ叩き落とされる落差が、可笑しくも切ない。
    無意識にゲーマー魂が動く独白もニヤリ。
    喪失の重さを抱えたまま、それでも世界は腹を空かせ、宿代を請求してくる。
    その無慈悲さが逆に生の温度を伝えてくる。
    最後に差し込む光と声に、読み手も一緒に目を細める。
    続きを知りたい、そんな余韻です。

  • 夢と現実が噛み合っていく不安の連鎖が、とにかく胸にくる。
    ロックンローズのトゲと現実のポールが重なる瞬間、読み手の心拍まで加速させるのが巧い。
    しかも重苦しくなり切らないのは、会社の日常会話や段ボール運びの妙にリアルな軽さがあるからで、その落差が逆に残酷で忘れがたい。
    助けたいのに届かない焦り、眠れば救えるかもしれないという歪んだ希望も切実で、読後もしばらく頭から離れない一篇だった。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!
    主人公がようやく現実? を理解する回なので、どんな塩梅にしようかと悩みました。

  • 異世界転移あるあるの軽快さで始まるのに、現実側で同じ落下や事故が反復されることで、笑っていいのか背筋を正せばいいのか分からない。
    その温度差が気持ちいい。
    主人公のゲーム脳な独白や、やったぜのテンポは完全にラノベの快楽なのに、死の描写だけはやけに生々しくて、そこが夢と現実をつなぐ楔になっている。
    剣が重い、ゴミ袋が重い、つまずく。
    この反復もニヤリとさせられつつ、だんだん笑えなくなってくるのが巧妙。
    異世界パートは懐かしさと攻略欲をくすぐり、現実パートは次は何が起きると不穏さを積み上げる。
    軽口と嫌な予感が同じ画面に同居していて、スクロールする手が止まりません。
    夢オチで済ませないぞ、という気配がすでに漂っていて、続きを待つしかない(笑)。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!
    夢おちなんかにゃさせねーよ? という気持ちをわかっていただけて嬉しいです。