23、あの日の約束1
栞の父親、
「そ、そんな⁉
「
「そ、そんな⁉」
動揺する栞をなんとか
どうやら、京一郎さんたち
それというのも、彼の実の
その言葉に、
「兄さんが、そんなことを……」
「ああ。けど、俺たちがその証拠品の数々から
「……………………」
恐らく、その頃には栞自身も
事実としては、もっと
そして、事実京一郎さんたち警察も栞の
「全く、ふざけた奴だ。俺たちが
「ビデオレター、ですか?」
「ああ、そのビデオレターで奴は自分の
「それで、
「ああ、そういうことだ」
なるほど、と
そうだ、僕が春日部警部たちと初めて
これは、明らかにおかしいだろう。明らかに
「えっと、以前春日部警部に話を
「ああ、それが一番の
「僕にも、ですか?」
「ああ、恐らく後々自分の
「そんな……」
本当に
思わず血の気が
「残ったのは、輪廻の息子を
「じゃあ、今まで僕の家族が死んだ事件の
「ああ、
「そう、ですか……」
そう言って、僕はうなだれた。それは、栞も
いや、とても
・・・ ・・・ ・・・
その後、京一郎さんたちには何とか僕から
全て、すれ違いがあった
京一郎さんはともかく、他の2人はまだ納得出来ていないようだったけど。それでも僕から説得して納得してもらうことにした。うん、あのなんとも言えない
まあ、ともかく僕としては栞が
僕としては、家族が死んだあの事件の
ただ、その反面。栞が只今絶賛傷心中だったようだけど。
「栞、大丈夫じゃ……無いよな」
「……………………」
「まあ、栞としては
「…………
「……………………」
「もう、何も分からない。私自身、もうどうすれば良いのか分からないよ。私はどうすれば良いの?
どうすれば良いの?どうすれば良かったんだと思う?そう、
もう、栞自身どうすれば良いのか
分からないけど、それでも僕は
そうだ。あの時、僕は栞に対して思っていたのはこんな
「栞。あの時、僕と君が
「…………うん、
「そう、僕たちが
「……でも、」
「そんな栞が、こんなに
「……
こんなに
だからこそ、僕はそんな栞に首を
「僕は、
「…………私は、あの時から
ああ、分かっている。そうなんだろうって。分かっていたさ。
でも、それでも……
僕は、あの時。きっと栞が
そう思い、僕はそっとあの日を
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