24.12.28.
桃園空港にて、結局あれこれ姿勢を試して仮眠をとることに成功した。3時間くらいはうたた寝の時間を取れたと思う。寝転がれたわけではなく、あくまで椅子に座りながら、ガラケーのように折畳まったり開いたりしていた。
朝7時前にタバコを一本吸ったら、MRTの方へ向かった。本当は今日のホテルを予約していた中信義のあたりまで向かおうと思っていたが、睡眠不足もあって頭が回らず台北駅まで辿り着いてしまった。
馴染みの喫煙所でタバコを吸ってから、葱油餅ツォンヨウビンが美味しかった店に行って、2ヶ月ぶりにそれを食べた。以前は我要這個しか言えなかったのが、2ヶ月で少し成長した。你要什麼?と聞かれたので、我要牛肉蛋と言ったら、牛肉蛋,好。一個?要不要辣的?と聞かれた気がしたので、一個,我要辣的と言った。その後も你要袋子嗎?と聞かれた気がして、要と言ってみたり、你要飲料嗎?と聞かれた気がしたので不要と言ってみたりした。多分、不用が正しいのだろうなと、後から考えてみたりした。
まだ行ったことがなかったので淡水河のほうへ向かってみた。台湾の道は、基本どこでも同じような景色で、黄色い看板に赤文字の飲食店が散りばめられていた。河辺に近づくと、あたしンチのお兄ちゃんが高架の支柱にペイントされていた。なかなか上手だった。河辺のベンチに腰掛けて、3分くらい休んだ。遠くを見たり、動画を撮ってみたりした。川に沿って北上すると、怪しい広場があったり、イベントをやっていたりした。何やらわからぬイベントだったが、奥の方では原住民の踊り子たちが出し物のリハーサルをやっていた。それをちょっと覗いてみて、その地を後にした。
こうやって振り返ってみると、断片的な1日だったなぁと思う。もっと一つ一つを深掘りしたい。ビビらず行こう!
ほいで、その後は迪化通りあたりひたすら散策した。雑貨屋を見つけてしばらくショーウィンドウを見ていたら、綺麗なお姉さんが出てきてパロサントを焚き始めた。where are you from?japan?と聞かれた。japanと答えた。なぜ日本人だと分かるのか、と思ったけど、アジア顔で中国語を話していなかったら、韓国人か日本人が多いし、韓国人と日本人は結構見た目もファッションも、筋肉の動きも異なるんだろうな、と思ったりした。お香が気になったので、台湾産、ペルー産、アルゼンチン産など紹介してもらった。Google翻訳で色々聞いてくれて、普段はどんなお香を焚くのかとか、丸いお香は火がつきにくいよね、とか、話した。結局、お土産用にお香を二つ買って店を出た。最後、バイバイと手を振ってくれた。接客だけど、心が通っているなと感じた。
台北駅戻る間に、賑わっているご飯屋さんがあったので、ゆっくり前を歩いていたら你好と挨拶され、すぐさま你好と返した。そのままノリで店に入ってみた。酸菜雞肉湯というのが字面的に気になったので頼んでみた。失敗だった。鶏肉を生姜ベースのスープで煮込んであって、キャベツの浅漬けのようなものが入っていた。ちょっと、台湾すぎた。申し訳なかったけど、半分くらい残して店を出てしまった。
お口直しに、と思って台北駅の安心できそうな店で牛肉麵を食べた。あんまり美味しくなかった。さっきから食への文句が多いなと思っていて、原因に気がついた。睡眠不足や疲労で、慣れないものへのストレス感度が上がっていたのだろうと思った。安心して食べられる日本食しか受け付けられないような体になってしまっていたのだろう。実際に、この後ホテルで向かって睡眠をとった後に食べた雞排弁当は美味しかった。食欲に火がついて、ファミマの茶葉蛋を始めて買って食べてみたり、台湾ビールを飲んだりした。
たのしかったぁ。そろそろ寝ます。その前にタバコ吸ってきます。明日から学校!不安だけど、楽しみだー!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます