24.12.29.①

石川典行の配信アーカイブを聞いていたら3時半になってしまった。内容が寝れなくなるやつだったのが良くない。配信中に入ったノイズの話や、人がいないのにタクシーの人感センサーが鳴り止まなかった話、家の前にカラスの死体が落ちていた話。スピリチュアルな話にはつい聞き入ってしまう性分なので仕方がない。

 起床は10時ごろだったかと思う。荷物をまとめて11時前にホテルを出た。昨日の日記では中信義のホテルと書いたが、台湾の地名はよくわかっていない。区で言うと蘆洲區の徐匯中學駅の近くのホテルだった。昨日、なぜ中信義と書いたのかが自分でも理解できない。

 蘆洲區から三重區まで市場を観光しながら歩き、三重國小駅からMRT中和新蘆線に乗って、民權西路駅で淡水線に乗り換えて台北駅に辿り着いた。

 昨日、台北駅地下は大規模商業施設になっているのがわかったので、散策してみようと思った。見つけやすいところのコインロッカーは全部埋まっていたが、地下街のコインロッカーには空きがあったので、荷物を詰めて地下街を散策し始めた。

 日本で言うところの秋葉原に似た雰囲気の区画があり、ゲームセンターやガチャガチャ専門店が立ち並ぶ。太鼓の達人は日本語のままで、相変わらず、もう一曲遊べるドン!と言っていた。SEGAの旗看板にはSEGA TAIWANと書いてあった。支社があったりするのだろう。観光客も多くみられたが、現地の方らしい学生も多くいて、生活感があった。みんな都会にもまれている感じがしなかった。

 お腹が空いたので、軽食區と書いてある方に向かってみたが、全然ご飯屋さんが見当たらなかった。5分くらい歩くと、滷肉飯や臭豆腐を出しているいかにも台湾らしいお店を発見、混んでいたから、もう一周してきて空いていたら入ろうと思い、また歩いた。インド料理など移民系?の本格料理店が多く立ち並んでおり、台湾らしく無くなってしまったので、さっきの店に戻った。幸い席が空いていたので、すぐお兄さんに目を合わせた。挨拶するまもなく座るように指示されて、日本語のメニューを出された。やはり、分かるものなんだなと感心した。滷肉飯を注文したら、卵いる?と日本語で聞かれたので、いる!と言った。ここの滷肉飯はとっても美味しくて、お手本のような味だった。

 喉が渇いたので飲み物を買おうと思ってまた店を探した。まだ本場の冬瓜茶を飲んでなかったので、頼んでみた。ちゃんと発音したつもりだったが、やっぱり難しくて外人だとすぐさまバレた。サイズの確認は、Small?Learge?だった。小的とか言ってみたかった。本場の冬瓜茶は日本で缶で飲むのと同じ味だった。ちょっと爽やかな感じがした気もする。

 この後、地下街のベンチに座ってしばらくぼーっとした。ムアン国際空港の衝突事故が今朝起きたことで友達から連絡がきていた。韓国を経由していたのを知っていたからだと思う。乗客添乗員合わせて180人程度が亡くなっている見込みだという。帰国の際にはムアン空港を経由する予定なので、肝が冷えた。

 だんだん宿舎のチェックインの時間が近づいてきたので、大学へ向かうことにした。大学の近くは、前回の台湾旅行で歩いたあたりだったから、街並みは把握していた。前回の行動範囲を少し抜けると大学が見えた。受付で、你好,Check-inと言ってみたら、等一下と言われしばらく待った。正直なんと言ったらいいかわからず渡したら1発で分かる書類もなくしばらく変な空気だった。後から考えると多分、你自己一嗎?と聞かれていたんだと思うが、全然聞き取れず、「あ〜汗」みたいになってしまった。隣のスタッフの方が、多分あれじゃない?みたいな助け舟を出してくれ、パスポートを見せてからは意外とスムーズにチェックインできた。

 そして、寮に入室してこの日記を書いている。イマココまでたどり着いたので、一旦散歩がてらタバコを吸ってきます。ほいじゃまた!

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