雫・ヤマト、玲・アカギ、椿・シナノ、フェロ解放編 前編

洞窟から生還した一同。いきなりなぎさの洗礼を受けるティオ(笑)


(ティオ)

なっ!なっ!なっ!なんじゃコレはぁ〜(驚)


(ユエ)

なぎさ特製飛行船!快適よ!そりゃもう信じられないほどね(誇)


(ティオ)

飛行船?飛行、船?飛行??空飛ぶのか?コレが空飛ぶのか?


(ユエ)

そうよ!空飛ぶの!空飛ぶ船、だから'"飛行船"!(誇)


(ティオ)

聞いたことない。見たこともない。信じられん(驚)なぎさよ、お主、何者??


(なぎさ)

まぁまぁ、まずは乗ろうか。乗ればわかるやん(微笑)

快適な空の旅、ご案内ぃ〜(笑)

お腹空いてるしょ?当船にはお食事もご用意しております♪


(ティオ)

・・・・。


 

一同、乗り込む。で、船内ご案内ぃ〜(爆笑)


(ティオ)

なんじゃこりゃぁ〜!!一体どうなっておるのじゃ??


(なぎさ)

あぁ、ここが操縦室、まぁ〜色々付いてます。

で、隣りのこの部屋が、リビングダイニング。

反対側の部屋が…見てのとおり…


(ティオ)

寝室とな、しかもなんじゃこりゃ?

キングサイズより大きいベッドにふかふかな布団……


(なぎさ)

で、ここが自慢の〜……


(ティオ)

湯浴み場…しかも何人入れるんじゃ?豪華な湯船、いや、これはまるで池じゃ(驚)


(なぎさ)

こんなんも付けました(笑)


(ティオ)

まさか……


(ユエ)

そのまさかよねぇ〜(笑)


(ティオ)

サウナ。サウナか!このデカイ部屋がサウナか!(驚嘆)

なぎさよ、お主、頭大丈夫か?

なんちゅう物、作ったのじゃ。世界がひっくり返るぞえ!!


(なぎさ)

えっ?だって、移動は快適な方が良くない?

快適性に徹底的にこだわってみました(笑)

まだ甘いかもなんで、思いついたら、アップデートする。

みんなも"こんなのあったらいいなぁ〜"があったら、言ってね。

実装出来るもんなら、実装したいし。


(ティオ)

・・・・(絶句)


(なぎさ)

ってことで、食事にしますか!


(ユエ&シア&ミヤビ)

わーい♪


(ティオ)

一体どんな食事なのやら……


 

一同リビングダイニングへ。

そこでも桁外れな"なぎさチート"が……

 

(ティオ)

はあぁっ?なんじゃこれは!!(驚)


(シア)

なぎささん特製、異世界ご飯!!めちゃくちゃ美味しいよ(嬉)


(ユエ)

好きなのを好きなだけ取る、バイキング方式ね!

ティオは初めてだから、味見も兼ねて(笑)

仲間が増えたら、最初はこれにしようって(嬉)

たくさん食べてね(笑顔)


(ティオ)

・・・ここはどこじゃ?妾は死んだのか?(遠い目)


(ミヤビ)

考えたら負けじゃティオ殿…"なぎさ殿だから"なのじゃ(温かい目)


(ティオ)

はあ………(呆れた目)


 

思い思いの料理を好きなだけ取ると席につく。


(ティオ)

こ、これは、なんたる美味!しかも香辛料もふんだんに使われておる。

こんな物、どうやって調達したのじゃ?


(なぎさ)

ん?材料は魔物肉とか、最初の迷宮、攻略した時、攻略ボーナスみたいな……


(ユエ)

不思議な部屋があったよね。しかも、そこのシステムを……


(ミヤビ)

婿殿が完コピしたのじゃ(はぁ〜)


(ティオ)

婿殿??


(ユエ)

あぁ、なぎさのこと。

ミヤビは婿殿、私は旦那様(微笑)


(なぎさ)

おいおい、ユエは一度も呼んでないやん。

まぁいいけど…っていうか、"なぎさ"の方がいいなぁ〜。

だって堅苦しくない?

ミヤビに"なぎさ"って呼び捨てにされたらムカつくけど(笑)


(ミヤビ)

婿殿!(泣)


(ユエ)

じゃぁ〜今まで通り"なぎさ"で(笑)

シアは"ご主人様"ね!私には"奥方様"!いいわね(怖笑)


(シア)

ユエさん、酷い(涙目)


(ティオ)

あーっと、それでじゃ。どうしたのじゃ?


(なぎさ)

あぁ、そこのシステム、完コピして、まず原材料を収納庫内で作って収穫し、加工する。

で、出来あがった香辛料をストレージに保管。

これを、自動システム化して、在庫も調整する。作りすぎを防ぐために。

在庫をいじれば商売も出来るじょ(笑)

しかも、ストレージ保管やから、鮮度は抜群!保管期間は無制限!

ちなみに料理もストレージなら保管期間は無制限!鮮度も温度もずーっと変わらない(微笑)


(ユエ)

流石なぎさ!旦那様!(誇笑)


(ティオ)

お、お主……なんちゅうことをしとるのじゃ(驚)

世界が変わってしまうわ(驚嘆)


(ミヤビ)

ティオ殿、"婿殿だから"じゃ(遠い目)


(ティオ)

・・・・。


(なぎさ)

あぁ、ちなみに…まぁいいや、また今度(笑)


(シア)

えっ?なになに?気になる!!


(ユエ)

ひょっとして、ベースキャンプ?


(なぎさ)

そうなんだけど、見た方が早いから、目的地に着いたら。

ミヤビの話だと、一気に4人、ようするに4ヶ所やるんでしょ?

その時に役立つと思う。

楽しみにしてて(笑顔)


(ユエ)

やったぁ〜!!


(ミヤビ)

またなんかやりおったな(ため息)今度はもう驚かぬわ、もう慣れたのう……(はぁ〜)


(シア)

なぎささんの逸品、楽しみです(喜顔)


(ティオ)

妾は恐ろしいがのう……(遠い目)


(なぎさ)

で、ミヤビ、いつ着くの?(微笑)


(ミヤビ)

今でしょ!じゃ、婿殿(嬉笑)


(なぎさ)

いや、マジな話なんやけど(真剣顔)


(ユエ)

だよね…(真顔)


(ミヤビ)

えっ?あっ…その…すまんのじゃ(半泣)


(シア)

怖っ!(引き攣り)


(ティオ)

・・・・。(どん引き)


(ミヤビ)

コホン……後3日と言いたいところじゃが、多分5時間もかからぬな。

婿殿の移動速度は異常どころか斜め上じゃから、正直妾もわからんのじゃ(はぁ〜)


(なぎさ)

ってことは、ディナーとモーニングかブランチは食べるな(微笑)


(ユエ&ミヤビ&シア)

わーい♪(喜)


(ティオ)

ブランチとはなんじゃ?


(なぎさ)

遅い朝食、朝食と昼食の間ぐらいの食事のこと。


(ティオ)

・・・余裕じゃのう……


(なぎさ)

まぁ、時間はあるみたいやから、慌てず万全の体制でいこう。

食事は期待して(微笑み)


(ティオ)

まぁ、そうじゃろうなぁ(呆)


(なぎさ)

いらんか?今は食事が最大の娯楽にして、大切なことだと思うが。

まぁ、元々食事は大事やが。


(ティオ)

まぁそうじゃが…もう考えるのも馬鹿らしくなったわ、妾も楽しませてもらおうぞ。


(なぎさ)

それでいいんじゃない?長い旅になるだろうし。


(ティオ)

そうじゃのう。


(ユエ)

何話してるの?


(なぎさ)

ん?まだまだ長い旅になるやろうから、楽しんでいこうって話(微笑)


(シア)

そうですよ!楽しみますよ、私は。なぎささんのチート、楽しみにしてるし(笑顔)


(なぎさ)

ハードル上げるなぁ〜(笑)まぁ〜思いつく限りやるわ(微笑)


(ミヤビ)

婿殿はもう、自重無しじゃからのう(はぁ〜)

どこまで行くか、見守ることにしたわ(ため息)


(なぎさ)

といううちに、ディナータイムやな。どうする?バイキング?それとも何かにする?


(ユエ)

うーん、バイキングはもう何かのイベントの時にしない?何か作ってぇ〜(甘)


(シア)

そうですね、何か異世界ご飯がいい(甘)色々覚えたいし(笑顔)


(なぎさ)

シアは料理が得意なんか?

それなら、レシピをこの世界でも使えるようにアレンジしてくれる?

将来、レシピは売って、料理を広めようと考えてるし。


(シア)

えっ?レシピ売っちゃうんですかぁ〜?なんかもったいないようなぁ〜(残念)


(ユエ)

違うの!レシピは売って広めるかわりに、使用料を取るの!

流行れば流行るほど儲かる仕組み(嬉笑)

また、それを管理する組織を作ったりして、広く浅く回収するの。

そうすると、末永く途切れること無く収入があるでしょ?


(ティオ)

お主ら、そんなことまで考えておるのか!

たしかにその、ミッション完遂した後のことも大事じゃが。


(ミヤビ)

婿殿はもう、元の世界に帰る気は無いのじゃ。

それだけにその後の事まで考えておる。嬉しい限りじゃ。


(ティオ)

そう…なのか……それでいいのか?まぁ〜本人がいいなら、何も言わんがの。


(なぎさ)

おーい、晩ご飯出来たぞ。今日は親子丼?ってか、他人丼?にしてみた。

まぁ〜食べてみて(嬉)


(シア)

何それ?でも美味しそう♪


(なぎさ)

あぁ、卵あるやろ?

それを生む動物や魔物の肉あるやん。

それとこういう形で調理したのが親子丼!生むのは親で卵は子でしょ?

卵を生むのと関係ないヤツの肉で、こういう調理をしたのが他人丼!

親と子じゃなく、全く関係ない、いわば他人でしょ(笑)


(ティオ)

ほぉ、なかなか面白い名付けじゃのう。洒落が効いとるわ(笑)


(ユエ)

ほんとね"肉の卵とじなんとか"ってならないのが面白いよねぇ(笑顔)


(ミヤビ)

婿殿は色々なことを知っとるのう。ちなみに、この白いのは何じゃ?


(なぎさ)

ん?あぁこれ?ご飯って言うんや。

で、ご飯の上に、こうやって料理したのを載せるのを、どんぶり。

何とか丼って名前になるんやわ。


(シア)

ご飯って何を調理したヤツ?


(なぎさ)

うーん、"米"なんやけど、こっちじゃどういう扱い?

まぁ〜ラノベとかでのお決まりは、家畜の餌扱いで、調理法を知らない。

異世界から来たのが『何でぇ〜』ってなって、調理法を教えたら、

食べてみて、『信じられん!』とかなって広まるっていうのが定番なんやけど(笑)


(ミヤビ)

婿殿!またラノベの知識というヤツか!

たしかに"米"は家畜の餌じゃが、そう言うなら食べてみたいのう……

婿殿の場合、ハズレは無いから信じられるのじゃ!


(シア)

……まぁ〜たしかにそうよねぇ〜。食べてみるわ。


(ユエ)

私はなぎさを信じてるから、喜んで食べる!そうなんだぁ〜。


(なぎさ)

マジで美味いよ。国によっては主食だから。そのかわり、ちゃんと食べてな。

あまりに少ないと、味がわからんから。


(ティオ)

そうなのか!なら、食べてみようぞ!


 

全員、覚悟を決めて、一口!


(シア)

!!何これ何これぇ〜!!!うわぁ!!!なんて物、家畜の餌にしてたのぉ〜!!!!!(驚)


(ユエ)

凄い!!こんなに美味しかったのね!!!信じられない!!!!(驚)


(ティオ)

こ、これは!!なんたる美味!!!

そうか!調理法次第でこんなになるのか!!

なぎさ殿、やはりお主、只者ではないな!(驚嘆)

どうやって調理したのじゃ?


(ミヤビ)

流石婿殿!今までの概念がひっくり返ったわ!!まるで魔法じゃのう!!(驚嘆)


(なぎさ)

それは米を脱穀して、その後、皮?を剥く?であってるかな?白っぽいのにする。

この状態でも保存できるから、食べるにはこの状態で保存する。

収穫したままだと大変だから。

餌なら、収穫したままの保管で、そのまま与えるんじゃない?

食料にするなら、外の皮?たしかモミとか言ったかな?

それを外さないとダメなんだ。

たしかその中にあるのが"ぬか"だったっけ?

そこにも色々栄養があるから、上手くやれば身体にいいし、"糠漬け"っていう漬物も出来る。

それに美容にも良くて美容液?だったと思うけど、そういうのも出来る。

たしか"玄米"っていうのもあるし、それを使ったお茶"玄米茶"ってのにもなる。

お茶の葉と1:1で混ぜるんだったかな?

まぁ、それ作る時はまた調べよう。小型の魔道具あったでしょ?アレで。

と、脱線したけど、その白っぽくしたのが"白米"ね、これの方が食べやすい。

栄養価は"玄米"なんだけどね。

それを洗ってさっき言った"ぬか"を取る。

ある程度は残るけどね。多く残るとぬか臭くなるから、気をつけて。

で、それを適量の水と一緒に炊く。

適量の水の中にしばらく漬けてから炊くと更にいいけど、面倒ならすぐ炊いてもいい。

味は落ちるとはいうけど、そこまでこだわる?って感じ(笑)

でも、お金取るなら漬けてから炊く方が良いかな。

で、炊き上がったら、少し蒸らして出来上がり。

ある程度なら、冷えても大丈夫かな。"おにぎり"って名前の作り方もあるから。

まぁ〜できたてが一番なのは当たり前やけど、ある程度なら冷えてもね。

また、その時間が経って冷えても美味い"おにぎり"もあるから、それは作り手の技かな。

また、色々な具材と炊いた"炊き込みご飯"もあるし、炒めた"チャーハン"とか、

砕きまくって粉にして、小麦の代わりすることも出来る。だから、パンも作れる。

色々やってみるから、『これいい』ってのがあったら、シア、レシピの改良を頼んでいい?


(シア)

えっ?あ、うん、任せてって、出来るかな?なんか凄いプレッシャー(汗)


(ユエ)

でもこれ凄いよね!すごく可能性を感じる。


(ティオ)

じゃな!そんなに使えるとは思わんかったわ。(驚嘆)


(ミヤビ)

てか、婿殿の知識層に驚くのじゃが…(驚)

    

(なぎさ)

あ、それ、渡した魔道具あったでしょ?それで調べられるから。

僕もよく知らんから、間違ってるかもよ?

あ!それ、いちいち言いにくいから、"スマホ"って名前にしよう。

シア、ティオさん、これ使って。


(シア)

いいの?


(ティオ)

よいのか?妾は裏切るかも知れんぞ?(微笑)


(なぎさ)

あぁ〜まぁ〜いいんでね?細工はしてあるから(笑顔)


(ティオ)

参ったわ、なぎさ殿。お主に従おう、妾を戦力に加えよ、存分に暴れてやるわ(微笑)


(なぎさ)

またまたぁ〜、そんな悪ぶっちゃって(笑)

ほんとは『なんとかしなきゃ』って思ってたんでしょ。

竜人のイメージって"博識と慈愛"だと勝手に思ってたんだけど(微笑)


(ティオ)

吐かしおって…いや、お主には敵わぬなぁ〜(ため息)

まぁ〜博識とは当たっておるが、お主の前では霞んでしまうわ(爆笑)


(なぎさ)

いやいやティオ様!"チート使って調べた"のと"長年の経験によるもの"じゃ、経験からが上っしょ!

実践出来てナンボやし(笑)


(ティオ)

お主は……まぁ〜いいわ(笑)それも含めて"なぎさ殿"じゃからのう(微笑)


(なぎさ)

お褒めにあずかり光栄です(笑)って、マジで頼りにしてるからね。


(ティオ)

あいわかった!お主同様、自重は無しじゃ(ニヤリ)


(ユエ)

シアもしっかり頼んだわよ!レシピ!!(マジ顔)


(シア)

ええ!私も自重はって、そっちぃ〜!!


(ミヤビ)

ユエ様……(ため息)


(なぎさ)

とまぁ、そうしてるうちに(微笑)


(ミヤビ)

着いたの、神殿に。


(ユエ)

え〜、ランチはぁ〜??(嫌顔)


(シア)

そうですよ!"腹が減っては戦はできぬ"ですよ!!(鼻息)


(ティオ)

・・・(呆)


(ミヤビ)

わかった、わかったのじゃ。婿殿(ため息)


(なぎさ)

あいよ!何するかなぁ〜、今からひと暴れやし……あぁ、アレにするか!


(シア)

えっ?なになに??(ワクワク)


(なぎさ)

ひ・み・ちゅ♡(ニヤリ)


(ユエ)

うふふっ♡いつもなら、犯して吐かすんだけど、今は止めとくわ(微笑)


(ミヤビ)

ユエ様!(呆)


(ティオ)

・・・(どん引き)


 

ダイニングからいい匂いが漂ってくる。なんとなく皆から『グゥー』とお腹が(笑)


(ティオ)

妾としたことが(恥)


(ユエ)

いいじゃない。みんなそうよ、私もよだれ出てきた(笑)


(シア)

そうそう、こんな匂い嗅がされたら、ならない方がおかしいって(ニヤリ)


(ミヤビ)

二人とも(はぁ〜)いや、妾も人のことは言えんのじゃ(照笑)


(なぎさ)

出来たよぉ〜!冷めないうちにどーぞ(笑顔)


 

昨夜見た米に茶色いものがかかっているのが並んでいる。その上に茶色い固まりが載っている。


(シア)

何これ?見たことない(ワクワク)


(ユエ)

そうねぇ〜。

香辛料の匂いがするけど、何だろう?でもなぎさの料理だから、期待大よ!


(ミヤビ)

また、婿殿のチート炸裂じゃな(期待)


(ティオ)

うーん、これは"カルー"ではないか?

たしか何千年か前に聞いたことがある料理とイメージが同じじゃ!

しかし、上に載せてあるものは見たことも聞いたこともないのう……


(なぎさ)

えっ?ティオは見たことあるの?


(ティオ)

いや、見たのではなく、聞いたことがあるだけで、妾が勝手に想像してただけじゃ。

実物を見るのは初めてじゃ、合っとるかのう??


(なぎさ)

えーっと、多分、そうでないかと。

ただ、この料理の名前は"カルー"じゃなくて"カレー"って言うんだ。

世界が違うから、名前も違うんじゃないかな?

で、上に載ってるのが"カツ"って言う、肉にパン粉。

あぁ、パンをこんな感じにして乾かした粉?を付けて揚げたもの。

パン粉を肉にくっ付けるのに、卵を使ってる。

詳しくはスマホで。

で、"カツ"でしょ?

だから、何か勝負事があったりする時、"敵に勝つ"って言うのとかけて、

まぁ〜ゲン担ぎというか、必勝祈願というか、縁起物というか(笑)

で、この料理名は"カツカレー"って言うんよ(微笑)

シア、レシピ改良頼んだ。

まぁ〜香辛料少なめにしてイメージさせて、後からピシッと(笑)

多分、香辛料って高いんでしょ?香辛料の増産で低価格化してから、本格的に(微笑)


(ユエ)

面白い!なるほどねぇ〜(笑)


(シア)

了解です!二段構えで儲けるのね!(笑顔)


(ミヤビ)

シア殿まで(汗)しかし、婿殿のいた世界は色々面白いのう。

じゃがこちらの世界がいいとは、とんでもない目にあったんじゃなぁ。

心中察するのじゃ(涙)


(ティオ)

じゃな。しかし、これも面白いのう。

また今この料理を選ぶところに、なぎさ殿の"粋"を感じるのう(笑)


(なぎさ)

いや、昔からの洒落やから、そう言われると恥ずかしい(照)


  

今度は何の躊躇も無く、一同食べ出す。


(シア)

うーん、このサクサク感たまらない!!(光悦)


(ユエ)

そうそう。

で、この"カレー"とかいうソース、香りと辛さがほどよくてたまらないわ(喜)


(ティオ)

これが噂に聞いていた"カルー"ならぬ"カレー"なのか!たまらんのう(悦)


(ミヤビ)

流石婿殿!今回もやりおるわ(嬉)

しかも、その後の商売のことまで考えとるとは、恐れ入ったのじゃ(笑顔)


(なぎさ)

ティオ、"カルー"と"カレー"は同じかはわからんから、そこは汲んでちょ。

違ったら、恥かかすことになるから(焦)


(ティオ)

良いではないか!新料理"カレー"として広めれば良いことじゃ。

異世界料理と名を打って(ニヤリ)


(なぎさ)

そうきたか(笑)ならそれで(微笑)


(ミヤビ)

ティオ様まで……もう知らんのじゃ…(はぁ〜)

 


一同食べ終え、食後のティータイム(は?)

いつ神殿に行くの?


(なぎさ)

ふわぁ〜(あくび)ひと眠りしまふぅ〜?(あくび)


(ユエ)

そうふぇ〜(あくび)


(シア)

今行くのは危ないでふよ(あくび)リスキーでふよ(あくび)


(ティオ)

妾もそう思ふのじゃはぁ〜(あくび)


(ミヤビ)

そ、それはないふであふぉ〜(あくび)

うわ!うつったのじゃ(大焦)


(なぎさ)

まぁふぁ〜まぁふぁ〜、この状態ふぁ、危険!ダメぜったふぃ(あくび)


(ユエ)

そうふょ〜、そうふょ〜。ひと眠りふぃて、体制を立て直しまふょ(あくび)


(シア)

ふぃふぁ〜(あくび)


(ティオ)

すまぬ、ミヤビどふょ〜(あくび)


(ミヤビ)

うっふぅ(あくび)しふぁたなふぃ(あくび)おねむふぅ〜……(むにゃむにゃ)


 

一同撃沈!お前らマジか?5人がイビキで大合唱!

これは爆睡といふぁぬくふぁ?(あくび)


 

……チュンチュンチュン♪(は?)


(ミヤビ)

ふわぁ〜。よく寝たのじゃ♪っておい!お主ら起きるのじゃ!起きるのじゃぁ〜!!


(シア)

うーん…まだ眠いですよぉ〜……って、はあ?!!嘘でしょ?!!ユエさん!!なぎささん!!


(ユエ)

うるさい、奴隷うさぎ!絞め殺すよ!!って、ええっ!!ヤバい!!なぎさ!!起きて!!!!


(なぎさ)

ん?何がぁ〜?どうしたユエ??って、あっ!……おやすみ(焦)


(ミヤビ)

寝るなぁ〜!!婿殿!!!


(ティオ)

どうしたのじゃ?騒がしいのう……あ"……妾はまだ夢の中じゃ(大焦)


(ミヤビ)

ティオ様!!(半泣)


 

・・・静まりかえる部屋の中!凍りつく空気!!・・・


(なぎさ)

ま、まぁ〜、とりあえず、モーニングでもしようか…(焦)


(シア)

そ、そうですねぇ〜(大焦)


(ユエ)

わ、私、朝風呂にでも入ろうかなぁ〜(冷汗)


(ティオ)

そ、そうじゃ、朝風呂でスッキリして、モーニングじゃ!それがよかろう(引き攣り)


(ミヤビ)

お、お主ら……いや、怒ってはおらん、怒ってはおらんぞ……(涙目)

とにかくじゃ、体制の立て直しなのじゃ、立て直してたもう(半泣)


 

とりあえず全員、風呂に飛び込む!で、サッパリしてから朝ごはん。

メニューはトースト、スクランブルエッグ、ウインナー、ホットミルク!

いつもに比べたら簡単&質素。でも誰も文句を言わない、言うヒマが無い!(爆)

そして食後のティータイム(おい!)


(シア)

ひと息ついたら行きますよね?行かなきゃいけないですよね?(焦)


(ユエ)

うぇ〜……行きたくないけど、行くしかないかぁ……(ため息)


(なぎさ)

ひと息ついたら行こう!4人解放して、また歓迎パーティやろうや!


(ミヤビ)

婿殿(涙目)


(ティオ)

そうじゃのう。またあのパーティはやりたいのう。

妾は料理の方が楽しみじゃがのう(笑)


(なぎさ)

でも、なんだかんだで、今日の朝食も悪くないやろ?(微笑)


(一同)

ない!!


(シア)

あんなに短時間で、この美味しさと手軽さはいい!


(ユエ)

軽いのに、満足感は充分!


(ティオ)

質素に見えたが、なんのなんの、非常に美味じゃ。朝ならこれがよかろう(笑顔)


(ミヤビ)

なんだかんだで、婿殿はチートじゃからのう(笑顔)


(なぎさ)

じゃぁ〜モーニングはこの路線で色々やってみるわ。シア!


(シア)

了解っすよ!改良はお・ま・か・せ♡(ニヤリ)


(ミヤビ)

料理に関してはシア殿&婿殿!商売はユエ様&婿殿ペアが最強タッグじゃのう(笑)


(ユエ)夜伽は、私、ミヤビ、シアVSなぎさ よね(エロ笑)

   ティオも参加してよ(ニヤリ)


(ティオ)

妾か?妾なぁ〜…考えてもいいのじゃが……輪姦はなぁ〜…妾は二人だけが良いのう(微笑)


(なぎさ)

ま、まぁ〜それはおいといて、行きますか!解放に!


(ミヤビ)

やっと行ってくれるかえ(涙)


(ユエ)

そうだった!行かなきゃ!みんな!行くよ!解放に!


(シア)

はいな!行きましょう!


(ティオ)

そうじゃな、参るか!


 

ようやく出発する一同、まずはひとつ目の神殿へ


(なぎさ)

これ、順番あるん?


(ミヤビ)

そうじゃ、入り口に紋章があるじゃろ?コレが封印された順を示しておる。

順番を間違えると、永久に封印が解除出来ない仕掛けが施されておる。


(ユエ)

趣味悪!どれだけ根性腐ってんのよ!当時の支配層は!!(大激怒)


(シア)

子孫見つけたら、ぶん殴ってやる!私、物理得意だし。

当時、部族最強だったんだから!!(大激怒)


(ティオ)

気持ちはわかるが、子孫はのう……ただ、思想心情がそのまま受け継がれてるのなら、制裁もかなわぬが(怒)


(なぎさ)

まぁ、それはそうとして。

ウチらなら、物理や魔法のごり押しではダメなんか?ミヤビ?


(ミヤビ)

うーん、わからんのじゃ。それだけに慎重に頼むのじゃ。

あと、子孫への制裁は……まぁ〜お主らに任せた。

ただし、問答無用はどうかと……よく確認した上でならかまわぬ(ニヤリ)


(なぎさ)

おっと、止めないんや、ミヤビ(微笑)


(ミヤビ)

妾にも感情ってものがあるわ。見ていてかなりムカついたからのう。婿殿。


(なぎさ)

なるほど(ニヤリ)


(ユエ)

しかし、かなり朽ち果ててるわねぇ……(はぁ〜)


(シア)

ほんとですね。奉納というより、完全に捨て場って感じですよね……(ため息)


(ティオ)

尊敬の念も敬意のカケラも無いのう(ため息)


(なぎさ)

で、魔物も住み着いたと。


(ミヤビ)

いいや、当時の支配層は語り継がれることも嫌い、神殿そのものをダンジョン化したのじゃ(悔)


(なぎさ)

一族諸共殲滅確定(冷笑)


(ミヤビ)

待て待て待て待て、待つのじゃ婿殿!妾も何度、滅ぼそうと思ったことか(涙)

だが、妾は……


(なぎさ)

この世界が好きなんやろ?"一時的な感情で、破滅させたくない"ってか(微笑)

ミヤビからしたら"ほんの一瞬の出来事、人間とは時間の感覚が違う"やろ。

長いこと見守ってきたって言ってたからなぁ〜(微笑)


(ミヤビ)

婿殿!(大泣)


(なぎさ)

それと、町には"冒険者ギルド"があった。

"魔物退治と回収部位の有効活用"による経済効果、"冒険者という職業の新設"による雇用の創出、

それによる"失業率のある程度の底上げ"からの治安維持のある程度の向上とスラム対策?

そんな感じ?

悪いばっかじゃない!みたいな(微笑)


(ティオ)

お主、そこまで考えるか!もう国ひとつ作ったらどうじゃ?(呆笑)


(ミヤビ)

婿殿…婿殿はどこまで…(半泣)

たしかにその役に立っておった。

冒険者は以前から居たが、一攫千金を夢見てなる者が増えたおかげで、スラムの人口が減りおった。

また今までと違い、皆の役に立つことが大々的に知れ渡り、冒険者の地位向上にも一役かったのじゃ。

あの町の初代領主も凄腕の冒険者じゃった。皆の希望の星みたいなものじゃ。


(なぎさ)

冒険者学校みたいなのは無いんか?


(ミヤビ)

いやまだそこまでは無いぞ(微笑)


(なぎさ)

ってことは、成り立てや少し腕に自信が出てきたヤツの死亡率が高い?(ニヤリ)


(ミヤビ)

何故わかる。たしかに高い。また、師たる者を間違えると悲惨じゃしな…(ため息)


(なぎさ)

なるほど(ニヤリ)学校を作って教育すれば改善できないか?

引退した凄腕冒険者を教師にして、しかも人格も選考基準でな。

引退後の食い扶持も日頃の行いで確保できる。年齢がきたら、退職金付きでな。ギルド職員の道もあり、みたいな。

そしたら冒険者の"質"も高くなる。全体的な地位向上が出来るように思うけど、どうかな?


(ミヤビ)

そこまでやれば、質は上がるじゃろうな。

しかし婿殿の策略、もはや王のごとく。どうじゃ、この世界、統治してみんか?


(なぎさ)

やだ!


(ミヤビ)

即答かい!


(ユエ)

なぎさは面倒な事は嫌だもんね。


(シア)

しかし、勿体ないですよ〜。そこまで色々考えられるんだし、絶対いい国ってか、世界になると思うけど……


(ティオ)

ならば宰相はどうなのじゃ?その才能、知識、このままでは勿体ないと思うがのう。


(なぎさ)

願い下げっすね。気楽に生きたい、商売がしたい。


(ミヤビ)

あぁ〜あぁ〜もういいわ。好きにせい(ため息)


(なぎさ)

てかさぁ〜何か忘れてない?ミヤビ?


(ミヤビ)

へっ?妾がか?


(なぎさ)

この世界が好き。で、ハイリヒ王国の女王はお気に入りなんでしょ?

ってことは、入り込む余地ある?もう任せばいいやん。

まぁ〜協力求められたら、嫌とは言わんけど、わざわざ出来上がってる組織に割り込む必要ある?

それに政殿には興味無いし、面倒やわ。

気楽に商売して、儲けて、楽しく、俺でもいいよ、って言ってくれるみんなと暮らせばよくない?

一応、このミッションが終わって生きていれば、脈ありそうな方にはプロポーズしようなんて思ってるけどな(照)


(ミヤビ)

婿殿……妾が軽率であった。そこまで考えてくれていたとは……

しかし、婿殿!妾が婿殿と呼んでるのは、冗談ではないぞ!

婿殿のそういうところが好きじゃ!惚れたのじゃ!嫌と言われても付いて行くぞ!覚悟せい!

それに、身体の相性もバッチリなのじゃ!これも冗談やからかいではない!妾を捨てるな!

必ず役に立ってみせようぞ!後悔はさせん!これが妾からの求婚じゃ!受けて立つのじゃ♡(照)


(ユエ)

私もずっと付いて行くって言ったよね!それに、私の旦那様はそんな魅力の無い人な訳ないとも。

だから、ハーレムぐらい作りなさいよ!嫁ぐらい沢山娶りなさい!

愛人?妾?居ない方がどうかしてる!

言ったよね?この世界、多夫多妻…は、こちらが見境無いか、一夫多妻!それぐらいやりなさい!

そんな甲斐性無しじゃないでしょ?一緒に大儲けして楽しく生きていくって言ったの忘れたの?!

少なくとも私は本気だからね!!

これが私からのプロポーズ!必ず受けなさい!!


(シア)

ってことは、私もワンチャン有りなんだ!

私にレシピの改良、任せるんだよね?任せたよね?

それって、ある意味プロポーズじゃない?

信頼できないと任せられないよね?仕事のパートナーとか冷たい事言わないよね?

単なるパートナーなら、裏切りも有りよね?(ニヤリ)

私を振ったら、レシピ持って逃げて、私が大儲けしてやる!!

なぎささんは、この世界の食材には詳しくないよね?

仮に詳しくなっても、好みとかわかんないよね?

こういうのって、先に作って広めた者勝ちよね?(微笑)

ってことは、私も嫁だぁ〜!!!意義は認めない!!!!


(ユエ)

奴隷うさぎが何言ってるの?調子のってる?ねぇ〜調子のってるぅ?(怖笑)


(シア)

あ、いや、でもユエさん酷い(半泣)


(ユエ)

ユエさん??(冷笑)


(シア)

いえ、ユエご主人様(怖)


(ティオ)

まあまあユエ殿(微笑)そこまで無下にしなくてもよかろう(笑)

しかし、この先、何人娶れるか、妾は楽しみじゃのう(爆笑)


(ユエ)

そういうティオはどうなの?(微笑)


(ティオ)

えっ?妾か?まぁ〜考えておくわ。

ただ、なぎさ殿と一緒なら、飽きずに楽しめそうじゃがのう(ニヤリ)


(なぎさ)

あのう〜、僕の意志は……


(一同)

無い!!


(なぎさ)

……ハイ(怖)



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