雫・ヤマト、玲・アカギ、椿・シナノ、フェロ解放編 中編①

そうこうしてるうちに魔物の気配。

かなりの数を探知しているが……


(ユエ)

来たわよ、金づる(喜)


(シア)

しかもかなりの数、来ますね(よだれ)


(ティオ)

普通は慌てるがのう、この数ならば(微笑)


(ミヤビ)

お主らは……(ため息)


(なぎさ)

まぁ〜いいんじゃね?ビビって慌てるよりは(笑顔)


(ミヤビ)

もはや殺る気満々じゃのう……(ため息)


(ユエ)

ミヤビ、神殿の魔物って高く売れる?


(ミヤビ)

・・・ま、まぁ、町が潤うぐらいじゃからのう……


(ユエ)

殺るよ!なぎさ!シア!勝負!(微笑)


(なぎさ)

殺るか!久々に(ニヤリ)


(シア)

負けませんよ!勝ったら新作スイーツ作ってくださいね!(微笑)


(ティオ)

誰か忘れておらぬか?妾も参戦じゃ!

なぎさ殿、新作のディナーを所望するぞぇ(笑顔)


(ミヤビ)

・・・・(呆)


さぁ、闘いの火蓋が切って落とされた。それはもはや魔物討伐にあらず。あまりにも一方的な狩り!

それはもう、大虐殺も真っ青な殲滅戦!!

あまりにも可哀想すぎる魔物達、出会った相手が悪かった。

逃げられない!逃げ切れるわけがない!!背中を見せようが、逃走しようが全く関係ない!!!

彼等にとって、アンタらは魔物ではなく、単なる獲物!単なる金づる!!

奇声と笑い声が響き渡る!現場は凄惨極まりない!!魔物の悲鳴が聞こえない!

断末魔すらかき消す高笑い(怖)


(ユエ)

シア!もっとちゃんとやって!それじゃあ高く売れないでしょ!!(怒)


(シア)

そんなこと言ってもどうするんですか?私、物理専門ですよ??


(ティオ)

一撃で仕留めるのじゃ、しかも急所をな!いらぬ傷は出来るだけ付けないのが基本じゃ!(ニヤリ)


(なぎさ)

あれ?シアって魔法使えないの?


(シア)

えっ?何?ちょっと聞こえない、後にして。

急所一撃って結構ムズイ(汗)あー潰しちゃった(涙)

これ、元々安いよね?ね?ミヤビ姐(半泣)


(ミヤビ)

へっ?あぁ〜そ、そうじゃのう……それは元々安いのう……(呆)


(ユエ)

ほんとに??高かったら許さないからね!!


(ミヤビ)

ほ、ほんとじゃ!使いにくい素材じゃから、ギルドもあまり値はつけんのじゃ(怖)


(なぎさ)

あぁ〜じゃあ、それ、回収しといて、何か使えるかも(微笑)


(シア)

わかりました!また何かやるんですね(ニヤリ)


(なぎさ)

もし、いい方法見つかったら、買取値が上がるかもな(微笑)


(ユエ)

流石なぎさ!私も手伝うわ(笑顔)


(ミヤビ)

お主ら、今それ、話すことか?(ため息)


(ティオ)

よいではないか!ミヤビ殿(微笑)士気も上がるというものぞ(笑)

そうじゃ、妾も知恵を貸すぞぇ(ニヤリ)


(ミヤビ)

ティオ様!……何故じゃ……何故こうなるのじゃ……(ため息)

しかし、妾は何をしたらいいのじゃ??


(一同)

鑑定!(真顔)


(ユエ)

値段教えて!!(大マジ顔)


(ミヤビ)

おい!(呆笑)


数十、いや、百数十体にのぼる獲物を狩りきる。

現場は獲物の死体の山(怖)


(ティオ)

で、どうするのじゃ?これだけの数、解体するにはかなりの時間がかかるぞ?


(ユエ)

それはねぇ〜(ニヤリ)

 

(シア)

なぎささんのチートよね?(微笑)


(なぎさ)

ティオ、顔貸して。いや、変な意味じゃなくて。


(ティオ)

えっ?こうか?


ティオのおでこに手を当てる。


(なぎさ)

     【ギフト】

これで見やすいように色分けしてみて。

価値ある使える部位とゴミと。

後、手伝ってね?ゴミ埋めるの。

腐ったりして病原や環境汚染になったらアカンから。


(ティオ)

?こうか?……うわっ!なんだこれは?えーっと、こうか?えっ?こ、これは凄いのじゃ(びっくり)


(なぎさ)

で、

    【ストリップ】

    【ストレージ】

   

(ティオ)

おわっ!範囲魔法か!!(驚)

えっ?ゴミしか残っておらぬ!(驚嘆)


(ユエ&シア)

ね!(微笑)×2


(ティオ)

・・・。


(ミヤビ)

な?無茶苦茶なんじゃ、婿殿は(ため息)


(ユエ)

さぁ、ゴミ埋めるよ!シア、穴掘って!


(シア)

はいな!ってユエさん、なんで私を突き落とすの?

わぁ〜!土かけないで!酷い!!


(ミヤビ)

あぁ〜、いつものお決まりじゃ……ティオ様(ため息)


(ティオ)

なんだかんだで仲いいのじゃなぁ〜(呆)


 

ゴミを埋め終わる。シアは埋められなかった。首だけ(爆)


(シア)

もう、ユエさん、お決まりはやめましょうよ、掘り出してくださいよぉ〜(涙)


(ユエ)

お決まり嫌?じゃぁ〜"ファイアーボール"でも打とうか?(ニヤリ)


(シア)

いりませんよ!(半泣)


(ティオ)

しかし、傷まないのか?あぁ"ストレージ"なら大丈夫じゃな。

って、容量が……まぁ〜関係ないわな(呆)


(ミヤビ)

婿殿じゃからな(ため息)


 

大量の回収品を収納し終わると、どんどん奥へと進んでいく。


(シア)

あれから魔物と会わないですねぇ〜…


(ユエ)

金づるが居ないねぇ〜…


(ミヤビ)

お主ら……あれだけ狩ったら、まぁ〜エンカウントしないじゃろうなぁ……

魔物とて恐怖ぐらい感じとるからのう、逃げ隠れておるじゃろ(遠い目)


(シア)

探して狩ります??


(ミヤビ)

やめてやってくれ。他の冒険者の食い扶持が無くなるわ(ため息)


(なぎさ)

しばらく発生しないからね、鉱物も。


(ユエ)

そうなんだ(残念)


(なぎさ)

時間が経つと回復する。でしょ?"インデックス"に書いてあった。

だから魔物なんか、定期的に間引かないとスタンビートが起こる。

ただ、迷宮関係に限る。だよね(微笑)


(ミヤビ)

そうじゃ。


(シア)

どういうこと?


(ユエ)

ある意味、命がけの迷宮絡みは回復するけど、地上のは減っていく。

地上も結構命がけなのにね。


(ティオ)

危険度の違いかのう?

そこが不思議なのじゃが、食い扶持が無くなる不安が少ないのは良いことじゃな。


 

そうこうしているうちに、最奥へとたどり着く。

たしかに荘厳な感じ"であったであろう"扉が存在する。

しかし、その姿は朽ち果て、見る影も無くなっていた。


(なぎさ)

よくやるよ!こうきたか!(静怒)


(シア)

ですよね!(激怒)


(ユエ)

ムカつくわ!殺してやりたい!(大激怒)


(ティオ)

薄々感じてはおったが、実際目にすると、言葉を失うのう(怒)


(ミヤビ)

それだけ当時の支配層には都合が悪かったのじゃ。

魔物まで放って、そう簡単には参拝や維持管理が出来ぬようにな。

さすれば皆の記憶から消えてゆえ、脅威も無くなるであろうと(泣怒)


(なぎさ)

では、四百数十年ぶりに復活していただこうか!


(ユエ)

どうするの?


(なぎさ)

魔力のゴリ押し。意外とそれっぽい。

ただ、常人の魔力なら数万人分ってとこやね。

普通は絶対解除不可能だが(ニヤリ)


(ユエ)

出来るよね(微笑)


(なぎさ)

ミヤビのお・か・げ♡


(ミヤビ)

あの時のチート設定は間違っておらぬかったのじゃな(涙)


(なぎさ)

あぁ、そうやよ。ではと。

いっけぇ〜!!!出し惜しみ無しのフルパワー!!!!!!!


(シア)

やっちゃって!なぎささん!!吹っ飛ばしちゃってください!!!


(なぎさ)

うっ!ぐっ!クソっ!!しぶといなっ!!!


(ユエ)

なぎさ!!私のも使って!!!


(ティオ)

妾も助太刀いたす!!!


(一同)

おりゃぁぁぁぁっ!!!!!!


 

ピキッ!バキバキバキッ!!ゴゴゴゴゴゴゴ!!!ガダーン!!!!ボロボロボロ!!!!パラパラパラ!!!!!

朽ち果てていた扉が轟音と共に砕け散る!

中には如何にもな柩のようなものが見えた。


(ユエ)

はぁはぁはぁはぁ…これね?封印されてるのって。ふぅふぅ(滝汗)


(ティオ)

そうであろうのう…はぁはぁ、結構キツかったのう(汗)


(なぎさ)

はぁはぁ、ふぅ〜、魔力量♾️とはいえ、かなりくるなぁ〜(大汗)


(ミヤビ)

魔力は♾️とはいえ"使う"という作業には、やはりエネルギーを使うのじゃ。

HP♾️でも疲労感があるようにのう。

流石にそれを感じなくすることは、痛覚遮断したから手足飛んだことが気づかないと同じでのう。

逆効果で命の危険に晒されてしまうのじゃ!すまぬ(落胆)

という事で、

    【エナジーチャージ】×3


(ユエ&なぎさ&ティオ)

おぉぉっ!!


(ユエ)

で、この柩を開けろと。


(シア)

罠とか仕掛けてあるとか?


(なぎさ)

どうやら、それは無さそうやね。

封印した連中、余程自信があったんやろなぁ〜

これにも魔力封印をしてるわ。

ただ、さっきより弱い。


(ユエ)

どれぐらい?


(ミヤビ)

数千人分というとこか……こんな封印、余程の魔道具を使い、どれだけ生贄使ったことか!

禁忌の術でも使わん限り、不可能じゃ!(大激怒)

    

(なぎさ)

それだけビビりまくってたと。それは期待できるよな(ニヤリ)

味方になってくれたら、相当の戦力アップになる(微笑)

ってことで、とりあえず、

    【スキャン】

ほぅ、ちゃんと奉納はされたみたいやな。五体満足やね(静怒)


(ユエ)

これでぐちゃぐちゃだったら、もうこの世界、破滅させてやるわ!(激怒)


(シア)

ほんとですよ!私たちで支配してやりますよ!(大激怒)


(ティオ)

まあまあ。気持ちはわかるが、子孫達に会ってからじゃな(静怒)

 

(なぎさ)

では、いきます!


(ユエ)

大丈夫?私もう無理よ?


(ティオ)

妾はもう少しいけるぞ!


(なぎさ)

了解!ユエは休んで。ティオ、苦戦してたら、サポート頼む!


(ティオ)

心得た!


(ユエ)

ごめん、なぎさ(泣顔)


(なぎさ)

大丈夫や、気にするな(微笑)

では、いきます!

フルパワーで、砕けろ!!!!!!

 


ピキピキピキとヒビが走る!轟音と共に柩は見事に砕ける!

中から人型のものか出てくる。


(シア)

やった!!!!


(ティオ)

お見事!なぎさ殿!!


(ミヤビ)

封印が…解除された!!婿殿!!婿殿???婿殿!!!!


(ティオ)

おっと危ない!流石にそうなろう。少し休むのじゃ、なぎさ殿(微笑)


(なぎさ)

あはは……流石に……応えた(笑)


 

ミヤビによる強力な"エナジーチャージ"

目覚めさせる方法をしばらく休憩しながら相談していると、何やらピクピクっと動いた。


(シア)

動いた!ユエさん、今、動いたよ!!


(ユエ)

ひょっとして、封印解除したら、目覚めるとか?


(ティオ)

無くもなかろう。

あれだけの強烈な封印じゃ、常人では解除出来んからのう…

ちと様子見るのがよかろう、それでダメなら、その時はその時じゃ。


(なぎさ)

ミヤビ、なんか情報無いんか?


(ミヤビ)

いや、ティオ様の申したとおり、まずは様子見でよいかと。

ここも目隠しくらっておるが、あれだけの封印じゃ、他に手を加える余裕は無いのではないか?


 

ビクっと反応があった!しかし、それ以外の反応は無い。


(なぎさ)

ホムンクルス、なんやよな?ミヤビ。


(ミヤビ)

そうじゃ。フェロ様以外の3人は、ホムンクルスじゃ。


(なぎさ)

なるほど、ひょっとしたら……


 

いきなり小刀を出し、ミヤビに斬りつける(えっ?)


(ミヤビ)

なっ!なんじゃいきなり!!


(なぎさ)

いや、ひょっとして"血"を与えたらとか思って。


(ユエ)

あっ!それあるかも!!


(シア)

そこ突きますか!!


(ティオ)

ほほう、なかなか鋭いのう。


(ミヤビ)

いやいやいや、今そこ?今そこかえ?それより妾が…


(ユエ)

なんかあったの?


(シア)

特にねぇ〜。


(ティオ)

さぁのう……


(ミヤビ)

・・・・(大泣)


(なぎさ)

では、改めまして(ニヤリ)


(ミヤビ)

待て待て待て待て。婿殿、なぜにそのようね大刀を…


(なぎさ)

すまん、ミヤビ(涙)


(ユエ)

貴方のこと、忘れないから(半泣)


(ミヤビ)

いやいやいやいや、おかしい、おかしいのじゃ、なぜなのじゃぁ〜(号泣)


(なぎさ)

ウソやって(爆笑)


(ユエ)

えっ?ウソなの?(微笑)


(ミヤビ)

ユエ様!(慟哭)


(ティオ)

平常運転なのか?(苦笑)


(シア)

です(笑)


 

なぎさは小刀を出し、自分の指を少し切る。血が垂れてくる。

その血を口に垂らす。

コクっと唾を飲み込むような動きがあった。


(雫・ヤマト)

うっ!うぅぅぅっ!うーん……うん?あれ?私……


(ミヤビ)

雫・ヤマト様、復活されることをお待ちしておりました。


(ユエ)

なぎさ……


(なぎさ)

あぁ(微笑)


(シア)

流石です(笑顔)


(ティオ)

なかなかじゃのう(微笑)


(雫・ヤマト)

そうだった!何?なんか用?また都合のいい捨て駒にしに来たの?

まぁ、恥も外聞もなく、よく私の前に来れたわねぇ〜(冷笑)

アンタらの好きにされてたまるか!死ね!!


(なぎさ)

危ない!ミヤビ!!


(ミヤビ)

む、婿殿!!


(なぎさ)

雫・ヤマトだったっけ?気持ちはわかるが、いきなり問答無用ってのもなぁ……


(雫・ヤマト)

うるさい!私がどんな目にあわされたか……


(なぎさ)

知らんよ!そんなこと!!


(雫・ヤマト)

何ぃ〜!!(激怒)ならば、今すぐここで切り捨てる!!(大激怒)


(なぎさ)

おっと!待て待て、とりあえず話を聞こうか。それからでも切り捨てることぐらい出来るやろ?(微笑)


(雫・ヤマト)

何が言いたい!


(なぎさ)

やっと聞いてくれるか!んじゃ、とりあえず。

    【インデックス】


(雫・ヤマト)

・・・。で?私に手伝えと?ふざけてるのか?(怒)


(なぎさ)

いや、これ見てどう思う?ってな。

ちなみに僕はこの世界の者では無い(ニヤリ)


(雫・ヤマト)

はあぁ?どういうことだ?


(なぎさ)

わからん。ただ、気がついた時にはこの世界に居た。

しかもユエが封印されてた迷宮の真っ只中にな。

意味わからんが、元の世界には帰る気は無い。

あんなクソみたいなとこ、帰ってたまるか!!

今んとこ楽しんでるんで、アレならやってやってもいいかなと。

せっかく、ユエ、シア、ティオにミヤビ、

それにフェアベルゲン自治区ってとこで、兎人族の区長のテーゼ、その娘さんのシラヌイとシュリに出会った。

この世界もなかなかどうして、楽しめそうやし、今、色々な……


(ユエ)

なぎさは錬成も得意で、私たちじゃ想像もつかないものを色々作るし……


(シア)

それに、なぎささん特製、異世界料理!無茶苦茶美味しいの!

その改良を任せてくれて、この世界が落ち着いたら、そのレシピを公開して、

ガッポリ儲けて、みんなで楽しく幸せに暮らそうってね(笑顔)


(ティオ)

だそうじゃ、雫殿!妾もこの話、のろうと思うのじゃ。

なにより、なぎさ殿と居れば、退屈せんからのう。

ちなみに、妾は約3000年、封印されておった。

妾は竜人じゃ。


(ユエ)

私は350年ほどかな?吸血姫よ。


(シア)

私は300年ぐらい。見てのとおり兎人族、巫女でした。


(ミヤビ)

妾はこの世界の管理人じゃ。

ただ、管理人な場合だけに手は出せず、見守ることしか出来んかった。

今ここに居れるのは、婿殿が出現することを許可したからじゃ。

いつも斜め上の発想をし、実現してしまう婿殿には驚かされてばかりじゃ(笑)

おかげで楽しく過ごせておる(笑顔)


(雫・ヤマト)

???どういうことだ?どうなってるんだ?大体お前は何者だ?


(ユエ)

なぎさよ、人間よね?で、私の旦那様♡異世界からの転生?転移?者。


(シア)

あー、ユエさんズルい!私もなぎささんのお嫁さんなんだからね♡


(ミヤビ)

妾も惚れてしもうた。妾の婿殿じゃ♡


(ティオ)

妾はまだ仲間じゃのう(笑)

最近加わったので、まだなぎさという者がわからんからのう……

というか、最後までわからん気がするのじゃ。

やる事なす事無茶苦茶で、妾はいつも度肝を抜かれておる(笑)


(雫・ヤマト)

・・・ということは、このなぎさという者が我々の封印を解いて回っているのか?


(ユエ&シア)

そうよ!(微笑)


(なぎさ)

待て待て。違うやろ(汗)ユエは僕が解放した。いや、ミヤビだな……

でも、その後はみんなで力を合わせてやってるやん。


(ミヤビ)

妾の誘導でたどり着いたのは婿殿じゃ。

婿殿が動き出さなければ、こうはならなかったのじゃ。感謝しておる(笑顔)


(雫・ヤマト)

じゃあ、私はどのくらい封印されていたのだ?


(なぎさ)

ミヤビ曰く、450年ぐらい。


(雫・ヤマト)

なっ!そんなにか!では、当時のクズ共など……


(なぎさ)

居ないわな。しかも世界が変わってんじゃないか?

久しぶりに見てみない?450年ぐらい未来の世界。

出来れば昔、どんな感じで、それがどうなってるか、教えてくれたら嬉しいんやけど(微笑)

僕もこの世界は"インデックス"でわかる範囲しか知らんし、実際生の情報には興味あるんやけど。


(雫・ヤマト)

そうか……そうなのか……(遠い目)


(ユエ)

もうね、誰かの為とかじゃなくて、自分達の幸せの為に生きていけばいいじゃん。

だから私はなぎさについていくの。


(シア)

私もなぎささんについていくし。でもその為には、この世界、なんとかしないと楽しい生活が出来ないからやるだけ。

何が"姫巫女様"だよ。伝説かなにか知らないけど、そんなこと知るか!私は私の幸せの為に生きるんだ!


(ミヤビ)

妾もそうじゃな!婿殿と居るのは楽しいぞ。


(ティオ)

妾もそうじゃのう。


(雫・ヤマト)

そ、そうなのか……いや、なんというか、その……いや、いいです。


(なぎさ)

で、どうする?えーっと、雫・ヤマトさん?


(雫・ヤマト)

そ、そうだなぁ……せっかく解放されたしなぁ……面白い!我もついて行こう。

楽しませてくれ、なぎさ殿。

私のことは、雫と呼んでくれ。


(なぎさ)

了解!雫さん。楽しんで行きますか!

で、早速なんやけど、他の3神殿もやっちゃうけど、手伝ってくれる?


(雫・ヤマト)

ぶはっ!いきなりか(笑)やろうじゃないか!って3神殿?2神殿の間違いじゃないのか?

我ら"三姉妹"と呼ばれた、あぁ、我らはホムンクルスだ。

でだ、我らが封印されたのは3神殿……いや、元々神殿は1つあったかな?


(ミヤビ)

あったはずじゃ。

ヤマト様達の奉納神殿は、封印の為に新たなに建てられたからのう。


(雫・ヤマト)

あぁ、そうだったか……(遠い目)


(ユエ)

じゃぁ〜次行こ、次!


(シア)

ですぅ〜!


(ティオ)

軽いな、お主らは(笑)


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