第9話 魔物狩り

「近くにダンジョンはないのかしら」王都近郊の森で魔物狩りをしているレスティア。


「そんなに都合良くダンジョンなんて、無いわよね」独り言を呟きながら魔物を討伐する。


レスティアにとってそこら辺にいる魔物では相手にならない。


「強いヤツと戦いたいなぁ」欠伸をしながら戦うが段々魔物の数が少なくなってきた。


「そろそろ帰ろうかな」朝食に間に合わないといけないため今日は帰ることにした。


「ティア!よく眠れた?」


「うん!レムは寝れたの?」全然寝れなかったけど余計なことを言うと外に出てたことがバレるから寝ていたことにした。


「ゆっくり寝れたよ」


「早くご飯食べに行こ!」


「うん。行こうか」私は吸血鬼だから人間の食事は取らなくてもいいんだけど美味しいから何度でも食べたいと思う。


レムとの朝食を満喫した後は授業の始まりだ。


「ティアは全属性魔法使えるんだね」


「他の人には言わないでね」


「分かってるよ!」


「そこ!話を聞きなさい」


「すみません」


「続けます。明日、ダンジョンへ行くので朝は教室に来ないで学園の玄関に集合してください」


「ダンジョンか!」


「今日はこれで終わりなので解散!」


「ありがとうございました!」


「ダンジョンってどこにあるんだろうね」先生が居なくなると話し始める生徒が増える。


「レム、帰るよ」


「うん!」


「レムちゃん、またね」女子生徒がレムに挨拶してきた。


「また明日!」明日はダンジョン。楽しみだ。

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