第10話 あと少し
「ねぇティア!」
「どうしたの?レム」
ある日の授業終わりの放課後。レムにあることを聞かれた。
「前から聞きたかったんだけど学園卒業したらどうするの?」
「卒業したらか。あまり深くは考えてないけどレムと旅をするのも良いかもって思ってるのよね」
「旅?」
「そう。私たちって会ってからそんなに経ってないから一緒に旅をすることで分かってくることがあると思うんだ。目指すなら世界一周かな」
「世界一周かぁ!他にやりたいこととかないの?」とレムに聞かれたが特に思い当たらない。
「私もティアと旅したいな」
「卒業したらしようね」
「レム〜。なんの話ししてるの!!」ティアと話しているとクラスの友達から話しかけられた。
「内緒!」
「レムは人気者だね」クラスメイトのほとんどが私に近寄らない中でレムだけが私と話してくれる。私はレムの心の美しさが好きなんだ。
「卒業まであと少しか。そろそろ準備するかな」
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