第204話

新入生で溢れ返ったそこは、知ってる子もいたけど知らない子の方が多かった。




どんな友達ができるのか、とっても楽しみ。




一番の友達はもちろん葉月ちゃんだけど、たくさん仲良しができるといいな。




期待を胸に、ようやく空いてきた貼り紙の前に進み出た。




「えっと……」


「あ!あった!私は2組」


「えっ、零見つけるの早すぎ!」


「葉月ちゃんはー……」


「あった!」


「どこどこ?」


「3組」


「隣かぁ。別れちゃったね」


「うん、でも近くてよかった」


「うん」




相変わらず美少女な葉月ちゃんが綺麗に微笑むと、ざわついてた周りの音が少ししんとした気がした。


やっぱり葉月ちゃんは、男の子達の視線を独り占めしてるみたい。




ふふふ。


可愛いでしょ。


私の自慢の親友なんだよ、って言いふらしたくなっちゃう。




私は勝手に得意気になってにやにやしてた。

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