第192話

「おもしろかったね!」




夕食が済んで部屋に戻っても、私はまだ興奮してた。




「あの川、冷たくて気持ちよかったし」


「そうだね」




葉月ちゃんも相づちを打ってくれたけど、くすりと笑ったその顔はどこか呆れたようにも見える。




でも、気にしない。




別荘に来て、私はたくさんの物を見た。




庭になったトマトはとても甘くて、那由多に食べさせてあげたいと思った。




ビリーもふわふわで可愛いし、私と同じでペットの飼えない家の那由多にもさわらせてあげたかった。




海と空は眩しいくらいに輝いていたし、森も別世界かと思うほど綺麗で、那由多に見せてあげたいと思ってた。




「那由多にも見せてあげたかったなー……」

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