第178話

別荘の玄関ドアを開けると美味しそうなカレーの匂いがして、私たちは誘われるようにダイニングへ入った。




中へ入ると更に良い香りが鼻を刺激して、今にもお腹が鳴りそう。




「おかえりなさい」




純くんのママがお鍋を運びながら笑いかけた。


みんな口々にただいまを言って鍋を覗き込む。




どうしよう、すっごく美味しそう。




「ちょうど準備できたところよ。食べましょう」


「わーい!」




私はついフライング気味に喜んでしまって、みんなに笑われた。




だってあんまり美味しそうで、待ちきれなかったんだもん。


しょうがないよね。




食卓にはすぐに、夏野菜をふんだんに使ったカレーライスが並ぶ。




全員揃っていただきますを言って食べたカレーは、今まで食べた中で間違いなくNo.1の味。




私は2回おかわりをして、また笑われてしまったのだった。

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