第158話

「えと、園村 零です」




とりあえず自己紹介する。


一応紹介して貰ったし、挨拶した方がいいよね。




「おれ、 姫野純。よろしく」




ぱっと表情を明るいものに変えて人懐こい笑顔を向けられた。


悪い子には見えない。




どうして葉月ちゃんは純くんが嫌いなんだろう。



「じゃ零、行こう!」




私の手を取った葉月ちゃんは、もう純くんを見なかった。




私だけに向けられる笑顔と言葉。


純くんはまた悲しそうな顔に逆戻り。




なんでそこまで嫌うのかな。




葉月ちゃんらしくなく見えた。

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