第144話
それからまた他愛ないお話をしていたけど、那由多はいつの間にか眠ってしまった。
そうだよね。
朝早い電車で会いに来てくれたんだもん。
疲れてないわけなかった。
さっき聞いたけど、那由多は明日から剣道の合宿だったんだって。
だから一泊だけして明日の朝には帰るなんていう、強行スケジュールだったんだ。
それでも、会いに来てくれたんだ。
凄く嬉しい。
それに、那由多の中には私がいっぱいいるんだって。
0が60個分。
それって凄いよ。
嬉しいな。
嬉しい。
どうしよう。
眠れないよ。
何これ。
何これ。
心臓が。
お祭りの花火みたいに、発火して弾けそうだった。
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