第141話

落ちないギリギリまでベッドの端っこに寄って、那由多を見下ろす。


同じくこちらを見上げた那由多と目があった。




なんか、照れる。


暗くて良かった。




多分、また顔が赤くなっちゃったから。




「零ちゃんさ、」


「え?」




突然声を掛けられて、ちょっとびっくりしながら返事をした。




「算数得意なの?」


「んー。得意っていうか、好きなの」


「そうなんだ」


「なんで?」




いきなり算数の話?




「さっきのプリントの問題、解くの早かったから。僕、ちょっと苦手だからすごいなって」




苦手っていうけど、那由多だってすらすら解いてた。


今も頭良いんだなって思ったもん。

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