第118話

境内に続く階段の下に立って、那由多を待つ。




ゴミ箱見つかったかな。




ぼんやりと、提灯の向こうに見える星空を眺めてた。


もうすっかり夜だ。




「あれ?零?」




掛けられた声に顔を向ける。




「うわ!やっぱり零かよ!」


「えっ、マジで!?」


「お前なにそのカッコ!」




そこにいたのは、クラスメートの男子。


リーダー格の祥平(ショウヘイ)と、その仲間の竜希(タツキ)と彰(アキラ)。




「げっ!祥平たちも来てたんだ」


「げってなんだよ!」


「だってー」




祥平は悪いやつじゃないけど、口が悪い。


それで年中クラスメートの女の子を泣かしてる。


なのに、ずっとクラスで一番モテてるのは謎だ。




私はもちろん泣いたこと無いけど、祥平はちょっと苦手だった。




「お前、似合わねぇカッコすんなよ」


「えー!そんなことないよ!」


「似合わねぇ、似合わねぇ。なっ」




竜希と彰も笑いながら、うんうん頷くもんだからブチッと切れそうになる。

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