第105話

できたお昼ご飯を食べ終わると、また那由多は元気に取られた。




うぅ、元気ずるい。




食器を片付けながらちらりと二人を見ると、那由多と目が合った。


目尻を下げて、笑う。




ちょっと困ったみたいな、でも照れてるみたいな顔。




また元気に呼ばれて、すぐ視線を絵本に戻してしまったけど、


なんだかちょっと復活したかも。




ママが洗った食器を全部拭いて片付けると、やっとリビングに戻った。




さっきまで聞こえてた笑い声が聞こえなくなっていて、首を傾げながら覗くと。




「あらら。元気ったらはしゃぎすぎて疲れたのね」


「きっと、お兄ちゃんができたみたいで嬉しかったんだろ」


「あなた、運んでくれる?」


「ああ」




幸せそうな顔で眠る元気は、パパとママに寝室に運ばれていった。

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