第104話

それから。




元気は、那由多をずっと独占してた。




那由多の膝に乗って、絵本やらパズルやらを広げながら、とっても楽しそう。




私はママに頼まれて、キッチンで遅めのお昼の準備を手伝うことに……




レタスを洗いながら、様子を探ると、


リビングからは楽しげな声が聴こえた。




元気は歳がだいぶ離れているし、少し前まではすぐに体調を崩して年中寝込んでたから、家族みんなでだいぶ甘やかしてたし可愛がってた。




だから、


今まで一度も姉弟喧嘩をしたことはない。




でも。


今日、生まれて初めて経験しそう。




そんな気持ちが沸々と沸き上がって、そのうち自分でもおかしくなって笑っちゃった。

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