第98話
「零!」
後ろから突然、名前を呼ばれてハッとした。
首を回して振り向くと、
そこには可愛らしい親友の姿。
「葉月ちゃん!」
葉月ちゃんが立っていた。
「どこか行くの?」
「うん、本屋さんにきたの」
葉月ちゃんは駅前の本屋さんを指差して言った。
「そっか」
「またあのマンガ貸してあげるね」
「わーい!ありがと、葉月ちゃん!」
「ううん」
葉月ちゃんは嬉しそうにニコニコ笑ってた。
「あ!葉月ちゃん!」
「ん?」
「那由多だよ!」
繋がってる手を引っ張って、静観していた那由多を横に導いた。
ちゃんと紹介しなくちゃ。
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