第93話

エアコンの効いたコンビニに入ってジュースを探す。


一番大きいペットボトルのオレンジジュースを見つけて、レジへ運んだ。




レジに並びながらちらりと外の様子を伺うと、ウィンドウ越しにベンチに寛ぐパパの様子が見えた。




暑い!


そんな声がここまで聞こえそうな顔に、笑いそうになった。




と、パパが急に立ち上がった。




そして改札の方に歩き出す。




まさか。




私は店員さんに、ママから預かったピッタリのお金を渡し、ビニール袋もレシートも貰わずにコンビニを飛び出した。




両手に抱えたジュースのせいで、走りにくい。




タプタプ。


タプタプ。




パパの後ろ姿目指して走った。

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