第68話

「おばあちゃんがね、育ててくれたんだ」


「うん」




話す私に、君が相づちを打つ。




「でもおばあちゃんも、私が中学に上がってすぐに死んじゃって」


「うん」


「その後は高校でるまで親戚の家にお世話になって」


「うん」


「で、専門学校に行きながらバイトしまくって一人暮らしして」


「うん」


「ホテルの厨房に就職してお金貯めて」


「うん」




それで、




「この家を買ったの」


「そっか」


「うん」




ちゃんと最後まで聞いてくれたのが、なんか嬉しかった。

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