第30話
それに、本当に最低で最悪だと思ったから。
お客さんとして。
まさにぴったりのいい表現が見つかって、ちょっとすっきりした。
「ちょうどいい四字熟語がありましたね」
私は再び営業スマイルを浮かべる。
すると。
……なんで?
鼻で笑われた。
「んな四字熟語ねぇよ」
「え?」
あるでしょ。
あるよね。
だってよく使うもん。
うん。
「あるとおも、」
「アホか。ねぇよ」
一蹴。
自分のこめかみがぴくっと動いたのがわかった。
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