第26話
「……」
「……」
さあお望みのコーヒーです。
これで文句は、ないよね?
「……」
「……」
「ミルクと砂糖入ってんだけど」
……。
まだ言うか。
そんなこと言われても困るんだけど。
だって貰い物だし。
今うちにあるコーヒーはそれだけだし。
第一、そもそもなんで紅茶専門店でコーヒーを注文するかな。
何度も断ってるのに、どうして引き下がらないの。
一度は治まっていた怒りがまた込み上げてくる。
そこへ、火に油を注ぐ一言が聞こえた。
「俺、ブラック派なんだけど」
どうしよう。
こいつ、殴ってもいいだろうか。
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