第12話

するとそれを見かねて、その内にご近所さんたちが手伝ってくれるようになった。




不思議なことに助けてもらうとひとりだった時より10倍くらい早く進んで、いつしか予定よりも早く工事は終わっていた。




結果的に一番の役立たずは、私。


面目ない。






「うわぁ」




完成した家に最初足を踏み入れた時の感動は、きっと一生忘れない。




1階はオーク材を使って食器棚とカウンターテーブルを造り、壁には珪藻土を塗った。




棚は十分食器が置けるしっかりしたものだし、カウンターも向かいのサーフショップのお兄さんが塗装してくれたから艶々な仕上がりになった。




薄いベージュ色の土壁はコテの自然に流れる模様が柔らかく感じた。


ただ、私が塗った部分の壁だけははっきりとクオリティの違いがわかるのが残念だけど、でもいい感じだよね。




イメージ通りの落ち着いたカラーにまとまっていてすごく素敵だった。

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