いつもの街



星屑の色は青の色、夜空に映る僕らの色。

街の家はオレンジ色を灯して、ガチャガチャと動いている。

通り過ぎる空き地は、いつからいつまでか虫の声。

コオロギ飛び跳ね自販機唸る。


そう、ここは僕の街、僕らと僕と、僕だけの世界。

ただ一人、歩き続ける。熱を孕んだズボンを擦って。


青い夜が照らしている。いつもの街へ。



「花束」


花束は少なくて良い

ほんとに心のこもった花は

とってもとっても重いから

沢山あったら持っていられない

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