第13話
「……ルナ様!
ネオに近付いてはなりません!」
「彼は卑しいヴァンパイア!……人間の振りをしていてもいつ牙を出すかわかりませんよ!」
「人間を餌にするヴァンプが…人と共存するなど無理に決まってる。
彼らを雇うのは、その類い稀な身体能力を買っただけのこと。用心棒以外の何者でもないのですよ!」
「……あの美しさも、人間を誘惑し生き血を得る為だけのもの。騙されてはいけません!」
「……そんな……」
私には到底理解出来ない
冷たい蔑み…そのものだった。
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