概要
朽ち果てた修道院、その黒い泉底で木苺の花飾りが甘く、亡き乙女の名を囁く
朽ち果てた修道院の中庭に鎮まる黒い泉には、かつて木苺の花飾りを挿した乙女が沈んだと伝わる。理由も定かでないまま、その泉を訪れた「私」は、底知れぬ水面に自らの影と乙女の幻のような微光を見出す。血と果実と祈りが交錯する朽ちた庭で、甘酸っぱい香りと瞼を閉じた少女の気配が漂い、泉は永遠に名もなき物語を秘め続けている。
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