第25話 こっそり、あとがき

この話の中で、らい病の事が出てきます。今はハンセン氏病と言われています。

らい病は好酸性菌のひとつです。この代表的な病気には結核があります、

らい菌というのは非常に感染力が弱いんです。健康体な人にはまず感染しません。

おそらく、乳児の頃の免疫力が弱い時に感染したのが、大人になって発症するのではないかと言われています。

サヨコさんはたぶん、虚弱な体質だったのでしょう。流感(インフルエンザ)にかかり、免疫力が落ちたところにらい菌が表に出て発症したのだと思います。

当時はそうした事がわかりませんでしたので、闇雲に怖がって隔離する事にしたんでしょう。

現在は結核の薬のリファンピシンがらい菌にも効くこともわかり、今では抗生剤の複数服用で治る病気となりました。

どうか、ご理解くださいますようお願い致します。


また、お化け屋敷の話で相原君の卒業文集で、おじいさんが見た光や一晩にして家が出来たというところなんですが、、。

おじいさんはまだ子供でしたので、記憶のすり替えが起こっていたのです。

確かに、サヨコさんの家は村人に気が付かれないように夜に工事が行われていました。なるべく木の少ない場所を選んで、木は伐採して野焼きをして平地を作っているのおじいさんは目撃したのでした。

翌日にもう一度行ったと言うのは記憶違いで、おじいさんは怖くて暫くは行けなかったんです。あれから、何も起こらないので、もう大丈夫かなと見に行ったので

何ヶ月も後の事だったのです。そこで家が出来てたのてびっくりしただけなのです。夜に工事をしてましたから、灯りが見えたのは焚き火の明るさだったのです。

何にもない、刺激なんて無い村だから、子供のおじいさんは想像力がむくむくと湧き上がり、それがおじいさんの真実になりました。


子供ってこんなもんです。






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たちばな少年探偵団 菜の花のおしたし @kumi4920

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