第6話 誰だ?

※【フェザー!!りあには話してもいいんじゃないか?裏切りとかあり得ないだろ】※


※【駄目だ!!不確定だ。お前以外は全員】※


※【俺以外?俺が裏切りって可能性だってあるだろ?】※


※【それはない!!今回の収集でお前は戦闘にも召喚にも目覚めていなかった。それが白である理由だ。ホワイトである理由だ】※


※【同じだ。白もホワイトも。で、俺はどうする?どこに行けばいい?】※


※シャー!!🚿※


※【そうだな。りあの様子を見てくれ。ありとあらゆる方法でレインとの繋がりがないか、もしくはエネミーなのかを】※


※シャー!!🚿※


※【解った。あのな、シャワー🚿無駄に出しっぱなしにするなよ。光熱費もバカにならないんだから】※


※【解ったが、光熱費に水道代は含まれるのか?光熱って言った場合は…】※


※カッチーン!!※ ムカついた!!!!!


※【どっちでもいい!!公共料金だ。くだらない質問してる場合じゃないだろ。とにかく風呂から出ろ】※


フェザーのやつ、俺が払うんだぞ。


 そもそも脳波みたいなので話してるのに,何でシャワー🚿で音を消さないとならないんだ!!


【涼くん、パフェのアイス🍨溶けちゃうよ。早く来なよ】


【ああ、ごめん。友達からの連絡で。フェザーのリモートはパフェたべてからにしよう】


りあは、じっと見て、


【なんかあったの?】


りあが裏切りとかあり得ないけどな。


 とりあえずフェザーから内緒にと言われてるから話せない。


【なんか向こうで揉めてるみたい。ルー辺りがなんか言ってるんだろ、お腹空いたとか】


りあは、微笑んで、


【ルーちゃん、可愛い。あんな小さな体で結構前線で頑張っていたよね。それに比べて私は魔法使えないし、剣術もレインには通じなかった。ダメだね…】


【レインは特別だよ。フェニックス🐦‍🔥だから何とかなった…あっ、これ自慢じゃないよ。だって俺、フェニックス🐦‍🔥になると意識なくなって、何をしたのか覚えてないんだからさ】


そうだ、俺の最大の弱点だ。


 償還中は何も覚えてない、もちろん意識して召喚出来るわけでは無い。


 俺こそダメだー。召喚出来るタイミングさえ解ればね。


りあは、


【ねぇ、リモートは?】


【そう言えば連絡来ないね】


 フェザーはリモートと言い、おそらく裏切り者を探してるんだろう。


俺はその対象で無いと言い切ってるとすると、


りあ、ルー、ゼスト、セーナの誰か?


もしくは複数か?


 裏切り者だとすると、レインに繋がってるのか?


 確率的に誰だ?レインと関係があり、さらに復活するとメリットがある人物…


りあが、俺を覗き込んで!!


【りあ、びっくりした!!どうしたの?】


【これ、デートじゃないの?さっきからおかしい。なんか考え込んで、楽しくなさそう…私のこと嫌いなの?】


【そんなことある訳ないだろ。こんなに可愛い人とデートして…あっ、えーと、うん。もちろん安らぐし、本当に楽しいよ。よーし、考え事はやーめた!!】


話すか?りあが裏切り者のはずがない。


うん!!これは絶対だ。


【りあ、驚くなよ。俺達の中に裏切り者が紛れ込んでるらしいんだ】


【裏切り?みんなで一緒に戦ったのに、誰かが裏切ってるの?】


【ああ、フェザーからさっき連絡が】


【じゃ、私も疑われてるの?】




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