捕獲
自分が愛したカードゲームの世界と言えども、背景ストーリーは断片的にしか分からない。それに現実化?した影響から、カードの効果と実際の効果を照らし合わす必要性がある。
ギルド――正確に言えばギルドの出張所だが、少ないながらも最低限の本が置いてあった。エリサには珍しいと言われつつお目当ての本を見つけた。
(『スキル訓練指導書』……錬金術を上げるのは、器具がない今は難しいか……
カードと両手剣もとい大鉈を購入して、カニグモの巣に向かう事にする。
「……よし、整理しよう。アレクとしての経験は10年分ある。前世のカードゲーマーとしての知識はあるがそれ以外の知識はあんまりない。……自分の名前すら……思い出せない。」
カニグモの巣で思考をまとめようと地面に文字を書きながら整理する。カニグモの巣は平べったい洞窟で広さはそこそこだが、高さは160cmぐらいとやや低い。カニグモ達はより狭い淵に集中してる。巣の真ん中は、空いている。
「アレクは10歳で、5年前に
5年前のモンスターの氾濫はどうやらとても大きいものだったようだ。アレク本人は
「何はともあれ、スキル試すか。」
取り敢えず、1番大きなカニグモにスキルを使うことにする。
「
すると、光と共にカニグモがカードの中に入っていた。
カニグモ
地
0マナ
1/1
見慣れた、
カニグモは
「
カニグモは召喚されると横歩きで逃げ出した……別に言う事を聞くって訳でも無いのか。いや、そもそも糸吐く様に命令できたよな?
「これからゴブリンを狩ろうと思うけど、手伝ってくれないか?」
すると、1番大きいカニグモが目の前までやってきた。ハサミを持ち上げやる気の様だ。取り敢えず、意思疎通はできるらしい。
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Master of Element 亞剉ゼル @IntotheVoid
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