言葉遣い

 言葉や文章で、自分が思っていることが上手く伝えられなかったとき、思ってもない方向から否定が飛んできたときは凹む。


 水を差されるみたいな感じ。それならまだ、真っ当な反論を受けた方がマシ。それはそれで凹むかもしれないけど。


 こちらの書き方、言い方が悪かったのか、相手に読解力がないのか、どっちもなのかもしれないが、不完全に不完全を重ねるようなコミュニケーションになる。


 しかもそれが、わりと頻繁に起きる。気をつけているつもりでもなる。モヤモヤするし、ため息も出る。


 かと思えば、誤解や勘違いがずっと続いているのに、それに気づかないまま進むコミュニケーションもあるだろう。


 異変に気づけたときと、気づけないまま進む、どちらがマシなのか。


 どちらにしても、人と通じ合うのは難しい。すべて気軽に本音を出せるわけでもない。本音を出したところで伝わるのかもわからない。しかし、気を遣えば伝わらないかもしれないし、気を遣わないと誹謗中傷と思われかねない強い言葉になってしまうかもしれない。


 言葉はかなり便利だが、言葉がないコミュニケーションの方が、伝わりづらさはあるかもしれないが、言葉を使っても伝わらないという変なストレスは避けられるのかなと思う。

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