第32話
「恥ずかしい」
んー。じゃねぇし。なんで首元に顔埋めてんの?
なんで足の間に座らせてんの?多分俺顔真っ赤。
「いいから。もう少しこのままで。何もしない。
可愛いこと聞けたからあの公園で」
「いや、そこには触れるな。てか俺言ってないし」
「あんなもの言ったも同然だろうが」
「まぁ、しょうがない好きなんだから。」
あ、やべ声に出た。
「可愛すぎるな。あー。我慢してるのに。
いいか。俺も好きだ」
そうしてまた俺を抱きしめるもんだからドキドキが
止まらなかった。
「ありがとう」
ボソッと言ったのに拓真にはしっかり聞こえてたみたいで頭をくしゃくしゃにされた後
「こちらこそ」
って笑顔で言うからいつもと違う柔らかいその笑顔
にキュンとしてしまったことは内緒。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます