第33話

それから部活では、南も拓真も普通で以前に戻った

みたいだった。皆、自主練中。サーブ、サーブカット

アタックなどいろいろだな。と観察してる俺に

「帝先輩。拓真先輩と仲良いみたいですけど

俺やっぱ諦めませんから」

チュッと口のギリギリを拓真や皆にばれないようにされ

チームの練習試合になっても集中できなくてボールを

顔面に受けて笑われてコーチには怒られた。

でもまぁこんなのも俺らしいかな。

いくぞーなんて声を聞きながら南と拓真のおかげで俺も少し変わったかなと思った。でもキスするのはやめて

欲しかった。拓真にばれてんじゃん。

あいつうるさいんだ、いやしつこいの間違いか。

まぁ全然集中できてない俺はまたボールにあたり

「いい加減にしろ」

ともっと怒られそこからいつものように集中した。

セッターが周り見えてなくてどうする大好きな部活中

だぞ俺。そう言い聞かせながら。

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