俺は朔兄に全部話した。

後輩に告られたこと同級生にも告られて

その同級生が俺の好きな人なこと。

でも素直に喜べなかった自分がいてどうしたらいいのか

わからないこと。それを聞いた朔兄は

「帝、俺に答えを求めてるわけじゃないな。

とっくに答え出てるんじゃないのか？

出てないって言うならもう少し悩んで考えろバカ。」

「ありがと。やっぱり俺のことわかってくれるのは

朔兄だけだ。」

と抱きつく俺に

「ほんと可愛いんだから」

そう朔兄が呟いた言葉は俺の耳には聞こえなかった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい